公務員試験に3ヶ月〜半年の短期間で合格する方法

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公務員を目指している人の中には現在民間企業などで働いていたり、卒論やバイトが忙しくてなかなか勉強時間が取れないって人もいるのではないでしょうか。

公務員試験の合格に必要な勉強時間は1000〜1500時間といわれており、期間にすると半年〜1年はきちんと勉強しなければ受からない試験だというのが世間一般の認識となっています。

しかし、時間がないから3ヶ月などの短期で公務員試験に合格したい、という人もいるかと思います。

結論から言ってしまえば短期合格は可能です。

ですが、もともとの知識量やどの試験を受験するかといった部分に大きく左右されますので、ここでは公務員試験についての知識がほとんどない状態の人が大卒レベル事務系の公務員試験を受験するための短期合格のために知っておきたいことをお伝えしますので、時間のない人は参考にしてみてください。(1年など時間が取れる人は公務員になりたい人必見!公務員試験の対策と勉強法を全解説!を参考にしてしっかりと対策してください)

まずは受験先を決める

公務員試験の種類は大きく分けて国家公務員と地方公務員に大別されます。

これらを細かく見ると、大卒レベルの受験者が志望するのは国家公務員だと国家公務員総合職、国家公務員一般職、国税専門官、裁判所事務官、地方公務員だと都道府県庁、市役所、特別区、国立大学法人といったところでしょう。詳しく知りたい人は公務員の種類について知っておきたいことをご覧ください。

この中でも国家公務員総合職、国家公務員一般職、国税専門官、裁判所事務官といった国家公務員試験や地方公務員試験でも都道府県庁や政令指定都市などの地方上級試験と呼ばれるものの一部は筆記試験のレベルが比較的高いため、短期合格を狙うのであれば市役所や国立大学法人に絞ることが懸命となります。

ただし、短期合格を目指すといっても3ヶ月で合格を目指すのか、半年で目指すのかによって狙えるところは変わってきますし、現在の知識(大学受験でどの程度の科目を勉強したか、大学の専攻は何か)によっても異なってくるため一概にどこを受験すべきとは言い切れません。

もし、難関大学の出身でもなく、大学で法律や経済を専攻しているのでなければ(専攻してても知識がほとんどなければ)、教養科目だけを課す(専門科目がない)自治体を受験するのが短期合格への近道でしょう。

地方上級試験で教養科目だけの自治体は、札幌市、千葉市(行政B)、横浜市、相模原市、新潟市(一般行政B)、静岡市、名古屋市(行政一般)、大阪市、北九州市(行政Ⅰ)となります(受験の際は必ず最新の情報を見てください)。

地方上級試験は6月末に実施されますが、政令指定都市以外の市役所であればB日程やC日程、D日程があり、日程が遅く(7月から11月ぐらいにかけて行われる)、教養科目のみというところが多くなっています。(試験の日程については平成27年度公務員試験の日程一覧(大卒程度)を参考にしてください)

上記の日程で試験を実施する自治体は規模として小さいところが多く、一般的な地元の市役所を想定していただければいいかと思います。

B日程以降の試験は同じように時間のない受験生や、他の試験に落ちた人、民間に勤めながらの受験など様々な人が受験する傾向にあるため比較的倍率は高くなります。

また、筆記試験のレベルはそれほど高くない分、一般論文や面接が最終合格の鍵を握ります。ですが、とにかく一次試験をまずパスしたい人は教養科目のみを課す自治体を考えてみることも手かと思います。

ちなみに、半年ぐらい時間のある人は、特別区は専門科目こそありますが基本的な問題が中心となりますので短期集中で取り組むことで合格は十分に可能な試験となってますので検討してみるのもいいでしょう。(特別区の試験対策は特別区試験対策カテゴリの記事を参考にしてください。)

次に勉強する科目を絞る

公務員試験は試験科目が膨大です。教養試験と専門試験をすべて学習しようとすると以下の科目をやらなければなりません。

■教養試験
【一般知能分野】
・文章理解(現代文・古文・英文)
・判断推理
・数的推理
・資料解釈

【一般知識分野】
・社会科学・・・政治、経済、社会、法律
・人文科学・・・日本史、世界史、地理、思想、文学・芸術
・自然科学・・・数学、物理、化学、生物、地学

■専門試験
【行政系科目】政治学、行政学、社会学、社会政策(労働経済・社会保障)、国際関係、社会事情など
【法律系科目】憲法、行政法、民法、商法、刑法、労働法、国際法など
【経済系科目】経済原論(ミクロ経済学・マクロ経済学)、経済学、財政学(公共経済)、経済政策、経済学史、経済史、経済事情、統計学、計量経済学、国際経済学など
【商学系科目】会計学、経営学
【その他】英語、教育学、心理学など

今回は教養科目だけで受験することを考えていますが、教養科目だけでも数的推理や判断推理などの一般知能、高校時代に学習した英語、数学、理科、社会、国語などの一般知識があり、全部やると20科目ほど勉強しなければなりません。

しかし、短期で合格を狙うのであれば、これらを全てやるのは非効率過ぎます。自分の受験する自治体の出題傾向を調べ、「捨て科目」を決める必要があります。

捨てる科目にする基準は、受験先の出題数が少なく、見るのも嫌で勉強したくない科目です。

行政職(事務職)の受験生でしたら数学や物理を捨てる人が多いですね。また、日本史や世界史については出題数はありますが学習範囲が非常に広いので、そこは受験先の出題数が多いもの(3題以上出題されるなど)や頻出の分野に絞って勉強するといった方法で学習を進めていきましょう。

また、公務員試験は日程さえ被らなければ複数の試験を併願することができます。どうしても公務員になりたいのであれば受けられるだけ受けるべきでしょう。

併願する場合、受験先によって科目や出題数が異なるためより幅の広い科目選択が必要となりますので注意が必要です。

※数的処理は短期間での習得が困難!
いくら科目を絞ったとしても数的処理はどの試験でも数多く出題され重要科目となっています。そのため、数的処理は捨てることができずしっかりと勉強しなければならないのですが、3ヶ月などの短期間で詰め込みで勉強をしても解けるようにならない可能性があります。
特に数学や算数が苦手とする人にとって数的処理は最も苦手とする科目である傾向にあるため注意が必要です。
数的ばかり勉強し他の科目に手が回らなくなっては意味がありません。
こうしたことから、数的が苦手な人はなるべく長期的に学習することをおすすめします。

予備校でひたすら知識を詰め込む

公務員試験の勉強を始めるにあたり、学習する科目を決めたらまずテキストを買うかと思いますが、短期合格を狙っている人は予備校に行くことを検討してみてください。

基本的に公務員試験は独学でも合格可能ではありますが、短期合格を狙うのであれば予備校に通い、頻出分野を徹底的に詰め込み、受験テクニックを身につけることが重要です。

仮に一次試験に合格したとしても二次試験では必ず面接試験が課せられるため、独学では不可能に近いので模擬試験などでしっかりと対策をする必要があります。

また、予備校ではわからないところもすぐに講師に聞けるため、無駄な時間を使わずに済みます。さらに論文試験を課す自治体を受験するのであれば自分が書いたものを見てもらい添削してもらうという作業が必要になります。

こうしたことから、間違った勉強をしないためにも公務員試験では独学ではなく予備校に通って勉強をしていくことをおすすめしています。

基本的にどこの予備校がいい、というものはありません。当たり外れは予備校というよりも担当する講師次第であるため、きちんと実績を出している予備校であれば問題ないでしょう。また、後述するように公務員試験は面接対策もとても重要となっているので、追加料金なしで何度も模擬面接をしてくれる予備校を選ぶほうがいいでしょう(私も実際に何度も模擬面接をしてもらうことで合格することができました)。

基本を一通り学んだらとにかく過去問を解いていく

公務員試験に限らずですが、試験に合格するには過去問を解きまくることが絶対条件となります。

これをやらずして合格はありえません。試しに問題を解いてみればわかりますが、講義を聞いて分かった気になっていても実際はほとんど頭に入っていません。

予備校で講義を受けたらひたすら過去問を繰り返しましょう。

とは言っても、予備校に通っていればテキストと問題集をもらうことができるので、問題集が過去問の寄せ集めとなっているためそれを繰り返せばいいでしょう。

公務員試験合格に必要な正しい過去問の解き方でも書いてますが、過去問はただ漫然と繰り返しても意味がありません。一問一答式の問題のように一肢ごと正しいかどうか、違うなら何が違うのかをちゃんと検討していってください。そして何度も繰り返すようにし、知識をしっかりと定着させなければなりません。

注意点としては、過去問を解いているとたまに国家総合職で出題されたような難しい問題が出てきますが、そのような問題は市役所レベルでは解ける必要はありませんし、他の受験生も解けない可能性が高いため時間の無駄でもあるので捨てましょう。

また、解説を読んでも理解できない問題もひとまずは保留で構いません。そのような問題は本番でも解けない可能性が高く、悩んでいる時間ももったいないですから。

短期合格を目指しているのであればまずは基本的な問題を確実に得点することが重要です。難しい問題は他の受験生も解けないので気にする必要はありません。とにかく効率を重視していきましょう。

面接対策はしっかりとやることが重要

上記のやり方でしっかりやれば、まず市役所レベルの一次試験には合格できるレベルになるでしょう。

注意していただきたいのは、教養試験しか課さない自治体は面接の比重が大きい傾向があるということです。

最近の公務員試験、特に地方公務員は筆記試験ができるのは当たり前で面接もきっちりとこなすことができる受験生を求めているため、一次試験に合格したからといって気を抜いてはいけません。

公務員試験の受験生に多くみられがちな、勉強ばかりできるガリ勉タイプという人は最近は合格しにくい試験となっているのです。

さらに、教養科目のみの自治体の場合、現在民間企業で働いている人の受験者も多くなっているため、社会人として働いている人たちとコミュニケーションの勝負をしなければならないわけですから、いかに面接対策が重要かはお分かりでしょう。

無駄な時間を排除し最後まで突っ走ろう

これまで書いてきたことを見て、「あぁ無理だな」と思うか、「やってやる!」と思うかは自由です。

しかし、やらずして諦めるのはもったいないですし、公務員試験は司法試験などのような超難関試験ではないので努力が報われやすい試験なのです。

とはいえ、公務員試験は難関試験であることは間違いありませんし、合格者よりも落ちる人のほうが多いです。

無駄な時間を排除し、合格までは正しいやり方法で勉強をしていれば普通に合格できます。電車の移動時間などの隙間時間は暗記など有効活用し、少しでも多くの勉強時間を確保するよう努めてください(電車での勉強は隙間時間を活用!電車内は最高の勉強場所であることを知ろうを参考にしてください)。

そして、本当に公務員になりたいのであれば今からでも勉強を始め、試験まで休むことなく突っ走っていくしかありません。

そしていろいろな情報が出回っていますが、それらの情報は気にせず、正しいやり方で勉強することが合格への最短距離であることは間違いありません。

まとめ

短期合格のためには無駄な勉強を省き効率的に、そして隙間時間を利用して勉強するしかありません。

しかし、合格できるから受験するというのと、そこで働きたいから受験するというのでは今後の人生に大きな差が出てきます。

もし本当に自分が働きたい省庁や自治体があるのであれば1年浪人してでもしっかりと勉強をし、納得のいく人生を歩むことが大切だと思います。

ここではあくまで短期でどこでもいいから公務員になりたい向けのアドバイスになっているので、本当は自分がどうしたいのかをよく考えた上で勉強を進めていきましょう。

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