公務員の仕事は楽だと思っている人が知っておくべきこと

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公務員を目指してる皆さんは親や友達から「公務員ってやっぱり9時5時でいいよね」と言われることが多いかもしれません。私も受験時代そして入庁後も言われていたのですが、そんな妄想は実際に働きだすとあっさりと打ち砕かれることになりました。

公務員のイメージといえば窓口業務で毎日同じことを繰り返し、時計を見ながらお茶をすすり定時に帰宅、みたいな印象を持っている人も少なからずいるかと思います。特に親の世代なんかはそうで、「公務員は楽でいいわね〜」なんて何度言われたことか。

 

しかし、そんな甘い幻想(妄想?)を抱いて入庁してしまうと、「あれ、公務員って結構大変じゃね?」と感じることかと思います。

たしかに毎日ルーティーンをこなし定時に帰宅できる部署もあることはありますが、そうした部署は少数ではないでしょうか。

特に窓口業務の部署は受付の時間が決まっているのでこのケースが比較的多いのですが、早く帰れることだけ見れば楽かもしれませんが、それ以外が結構大変なので、総じて楽と言えるかどうかはその人次第かと思います。

 

なぜなら、確かに定時に帰ることができるかもしれませんが、窓口の部署というのはもちろん人がたくさん来ますから常に窓口対応に追われ、なおかつ電話での問い合わせも多いので業務中はかなり忙しいわけです。

田舎なら暇かもしれませんが、特別区なんて人口が相当いますからいくらでも人が来るわけです。そして、その人の希望に添えないと何かと「税金泥棒!」と言うようなクレーマーみたいな人の相手もいるわけです。これは経験を積めば慣れるかもしれませんがやっぱり窓口で話の通じない人に大声で怒鳴られるのは精神的にきついものがあります。

 

公務員というのは法律や条例に基づき「公平」かつ「公正」に仕事をしなければなりません。

例えば、「今回はじゃあしょうがないですねー」とか「あなただけ特別ですよ♪」みたいな対応はできないのです。

あくまで法律に基づき、その規定を満たしていればオッケー、満たしていなければダメ、そんな世界です。なので公務員は融通が利かないとか杓子定規だとか言われてしまうんですよね。

でもこれは皆に平等に対応しなければいけないからであって、特別扱いしてしまうと後で「あのときやってくれたじゃないか!」ということにもなりかねないので、いくらクレームを言われても何とか理解してもらうしかないというのが現状です(場合によっては議員に言う輩もいますが、そうなると厄介です)。

 

「何とかしてあげたい」という気持ちと「でも法律が・・・」という気持ちの板挟みになることはよくあります。特に若手のうちはやる気に満ちあふれているので、こうした理不尽さを感じることも少なくないでしょう(ある程度経験を積んでいくと良くも悪くも公務員らしくなりこうしたことは思わないようになるみたいですが)。

住民からは罵られ、上司からは「そこまで考える必要などない」とか言われ、真面目な職員なんかは鬱病になってしまい、そのまま退職してしまったり、しばらく休みに入ってしまう人が結構います。なので公務員は正義感が溢れる人や生真面目すぎる人にはつらい職場だといえます。

皆真面目そうに見えますが、こうした現状もあるのである程度適当にやらないとやっていけない世界なんです。

大変だけどそれ以上に恵まれているので辞めない人がほとんど

窓口業務でなくても何をするにも上司にお伺いを立てなければならないので、こうしたい!と思ってもなかなか通らないことが多いのも事実です。民間だったらそれでいいけど役所の立場上こうするべき、と言われるのは良くあることです。

 

なので、民間はきつそう(公務員は楽そう)みたいな動機で目指してしまうと、実際働きだすとギャップで精神的にきつくなってきます。まぁ楽な部署があるのも事実ですが、これから人員削減が進んでいくとどうなるかわからないです。

ネガティブなことばかり書いてしまいましたが、それ以上にいい部分があるので離職者もあまりいないわけなんですが、やっぱり民間企業みたいに売上や利益を常に求められるということはないので、何を言われようが住民に罵倒されようがとにかく目の前のことをこなしていけばいいわけですからその点は楽といえば楽かもしれません。頭を使う仕事はもちろん山ほどありますがクリエイティブさは求められませんので安心してください。

 

そして精神的にきつければ休職もできますし、異動も申請できます(もちろん上司との相談の上であり、部署によっては申請しづらいところもあります)。

嫌な仕事ばかりでもないですし、人間関係に恵まれると大変な仕事でもなんとかなることがほとんどです。大変な部署ほど団結力が強くみんなで頑張ろうみたいな雰囲気がありましたね。住民相手は大変だけど大多数はまともな人なので楽しんでやっている人も多いのも事実です。また、大きな施策などに携われるような仕事につければそれはやはりやりがいにつながります。

 

そして福利厚生についての記事でも書いてますが、やっぱり公務員ですので給料以外の恩恵は大きく、仕事は仕事と割り切れるのであればやはりいいなと思います。公務員への風当たりが厳しくなっていて今後どうなるかわかりませんが、なくなることはないでしょうし、大多数の民間企業よりも恵まれているのは間違いないと思います。

公務員志望者は読んではいけません!というほど公務員の実態について書かれている本です。公務員の制度の仕組みを知りたい人や公務員に幻想を抱いている方にはぜひ目を通してほしい一冊です。

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