公務員試験合格に必要な勉強時間について知っておきたいこと

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
time

公務員試験は難関試験と言われていますが、一体どれくらいの勉強時間が必要なのか気になる人も多いかと思います。
一般的には1000〜1500時間とされていますが、じゃあどういう人が1000時間でどういう人が1500時間必要なの?と感じるのではないのではないでしょうか。

ここでは公務員に合格するために必要な勉強時間について詳細に解説していきますので、これから勉強を始める人や現在勉強をしているけれど不安な人にとって悩みが解決されることを願います。

1.合格に必要な勉強時間は人それぞれ

公務員試験に合格するために必要な勉強時間は一言で言ってしまえば人それぞれです。

元も子もないような言い方ではありますが、他の資格試験とは異なり公務員試験は試験の種類も様々であり、また大学受験でどの程度の科目を勉強にも大きく異なってきてしまうためです。

そのため、まず自分が受験する試験がどのような試験科目が課せられるのかをチェックしてみましょう。
公務員試験は教養科目と専門科目が中心に出題されますが、試験によっては教養科目のみのところもあります。そうすると教養科目だけの試験のほうが当然勉強時間は短くなりますし、専門科目が必要な場合でも大学での専攻や記述対策が必要かでも異なってきます。

一般的に公務員試験に出題される科目は以下のとおりです。

■教養科目
【一般知能分野】
・文章理解(現代文・古文・英文)
・判断推理
・数的推理
・資料解釈

【一般知識分野】
・社会科学・・・政治、経済、社会、法律
・人文科学・・・日本史、世界史、地理、思想、文学・芸術
・自然科学・・・数学、物理、化学、生物、地学

■専門科目
【行政系科目】政治学、行政学、社会学、社会政策(労働経済・社会保障)、国際関係、社会事情など
【法律系科目】憲法、行政法、民法、商法、刑法、労働法、国際法など
【経済系科目】経済原論(ミクロ経済学・マクロ経済学)、経済学、財政学(公共経済)、経済政策、経済学史、経済史、経済事情、統計学、計量経済学、国際経済学など
【商学系科目】会計学、経営学
【その他】英語、教育学、心理学など

たとえば、大学受験でセンター試験の勉強を5教科7科目した人にとっては一般知識分野はそれなりに勉強しているはずなので、改めて勉強をするとしても少しの労力で済みます。
逆に私立専願で英語と国語や歴史しか勉強していない人はやってない科目のほうが多くなるため、センター試験の経験者に比べて時間がかかるわけです。

また、経済学部や法学部などで上記の専門科目を専攻していれば多少なりとも知識としてあるわけですから理解が進むはずです。そして、得意科目や苦手科目も人によるため、受験先の出題科目との相性もあるでしょう。

受験する試験が国家公務員総合職や一般職、裁判所事務官、国税専門官、地方公務員(都道府県庁・市区町等)によって必要な科目も異なってくるので、本当に一概に言えないのが公務員試験の特徴でもあるのです。

冒頭で述べたように、一般的に言われている公務員試験に合格に必要な勉強時間は1000〜1500時間です。しかし、こうした背景により必要な勉強時間は人それぞれだということを知っておく必要があります。

また、よく1日何時間すればいいかという意見も多いのですが、上述のとおり人によって必要な時間が異なるので、他の受験生が10時間やっているという話を聞いて焦ったりする必要はないでしょう。

2.勉強は計画通りに進むことはない前提で進めていこう

人によって合格に必要な勉強時間が違うということは理解できたかと思いますが、ではそうした場合に「じゃあ結局何時間勉強時間なのか?」という疑問が生じるかと思います。

これについてはあなたがいつから学習を始めたかにも大きく依存します。

公務員試験は通常、6月前後から始まります。司法試験や公認会計士試験のような超難関試験とは違い、難関といえども1年あれば十分に合格できる試験ではあるため、予備校の1年プランなどを受講する人が比較的多いです。

しかし、中には勉強を始めるタイミングが遅く、10月以降や年明けという人も中にはいます。そういう場合でも合格できる試験でもあるため、重要なのは綿密な計画プランと効率的な学習となります(短期間での合格が不安な方は公務員試験に3ヶ月〜半年の短期間で合格する方法をご覧ください)。

通常は専門科目であれば憲法や民法、行政法、経済学を、教養科目であれば数的処理といった主要科目から学習を始めます。そしてある程度学習が進むと専門科目は財政学や経済史といった経済系のサブ科目を、教養科目は日本史や世界史などの人文科学と数学や物理などの自然科学を進めていきます。

そして人によっては商法や刑法、会計学といった特定の試験にのみ出題される科目を学習します。

予備校であれば計画的なスケジュールで合格に必要なカリキュラムが組まれているので、そのとおりに学習していけば問題ありません。
しかし、独学の場合これらを自分で計画を立てて学習を進めていくく必要があります。

長期的プランと短期的プランを立て、主要科目とそれ以外の科目をどのように進めていけば本試験に合格できるかをしっかりと考えてください。
ほとんどの場合、計画どおりに進むことはありません。人間というのは楽なほう楽なほうにいってしまう傾向にあるので、今日は気が乗らないからいいや、明日頑張ればいいや、と思うときが必ずあります。

そうすると当初予定していたとおりに進まず、本試験に間に合わない状態で挑む方が後を絶ちません。

こうした事態を避けるためにも予備校などである程度ペースを作ってくれ、また同じく公務員を目指す仲間を見つけることも重要です。
約一年もの間、一人で勉強を続けることはモチベーションを維持することはとても難しいものです。そのため私は公務員試験を現役で合格したいのであれば独学ではなく予備校に通うことを強くすすめています。

話が少しそれましたが、学習プランは必ず当初の計画どおりに進むことはありません。しかし、勉強を始めるときに何から勉強を始めるのが大切か、どの科目が重要かは意識する必要があります。もちろんこれはどこを併願するかによって異なるので、学習プランを立てる際には、自分はどこを受験するか、そして必要な科目の勉強を進めていくには1日どれくらいの勉強(時間ではなく量)が必要なのかについて何となく決めておきましょう。

3.合格体験記や先輩の話は参考程度にしよう

ここまでで公務員試験に合格するための勉強時間が人によって異なることや学習プランを立てることが重要であることについて理解いただけたかと思います。

そして、勉強を続けていくなかで自分の勉強方法が正しいのかどうか知りたかったり、合格者はどのように勉強しているか気になる人も多く、合格体験記や公務員試験に合格した先輩の話を参考にしている人もいます。
苦手科目をどのように克服したか、どのような計画を立てて勉強したか、直前期はどのくらい勉強したか、モチベーションが下がったときはどうしたか、など様々な情報を得ることができるのでとても参考になるでしょう。

しかし、これまでの話のとおり、合格のための道は一つではなく受験者の数だけ方法があるのです。そうしたなかで、特定の個人の方法をマネしたところでその人に合っているかどうかはわかりません。

直前期の勉強時間についても、ある合格者は7時間しかやっておらず、他の合格者は12時間やっていたりと本当に人によって異なります。それは先述のとおり大学受験の際にどれくらい勉強していたかによりますし、どこを受験するかにも必要な科目が異なってくるので、勉強時間は人によって違って当たり前なのです。

そのため、先輩は5時間の勉強で合格したと言っていたとしても、それはその先輩が受験した試験の科目と得意科目がマッチしていたり、効率的に勉強を進めていたりと様々な要素が考えられ、それが必ずしもあなたに合っているとは言えないため、参考程度にしておくべきです。

モチベーションの上げ方や息抜きの方法、併願先の選び方などは参考になる部分も多いかと思いますが、勉強については何度も言っているとおり本当に人それぞれなので、「どのように学習を進めれば本試験に間に合うか」を考えながら勉強をすすめていきましょう。

参考までに、私の場合は学習期間は7ヶ月ぐらいで、普段は1日5時間程度、直前期でも週2でアルバイトをしながら8時間ほどの勉強で国家一般職や特別区、国立大学法人に合格することができました。
これはある程度科目を絞り、隙間時間を有効活用するなど効率的な勉強をしたからこれぐらいの勉強で合格できたと思っています。

しかし、これは私の場合で万人に共通しておすすめできるものではありません。こうしたことから「何時間勉強が必要か」などという疑問は的外れだと気づくはずです。

4.まとめ

勉強時間はひとそれぞれだということはお分かりいただけたかと思います。
他人がやる方法はあなたにとってベストな方法ではありません。

計画を立て、それを淡々とこなしていくしか公務員試験の合格はあり得ません。
あまり勉強時間というものに縛られないよう勉強を進めていきましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
電話お問い合わせ