【公務員試験】公務員試験の論文で書いてはいけないこと⚠この表現を使うと減点対象です | ASK公務員 - 個別指導/論文・面接カード添削の公務員試験対策塾

【公務員試験】公務員試験の論文で書いてはいけないこと⚠この表現を使うと減点対象です

  • 2024年6月4日
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

この記事を書いた人

アバター

ASK公務員 編集部
ASK公務員は「どこよりも価値のある情報を届けたい」という考えから、分かりやすく詳しい情報を発信しています。公務員試験対策講座(個別指導)およびオンライン添削を実施。

こんにちは。ASK公務員 究進塾です。

今回は、公務員試験の論文の書き方についての解説です。きちんと確認したうえで、論文試験に臨みましょう。

◆ この記事のポイント
・論文で書いてはいけない表現
・訂正の仕方

この記事は、ASK公務員究進塾の担当、尾川直子講師の解説動画を元に作成しています。講義・講師の雰囲気を知りたい方は、ぜひ動画も併せてご覧ください。尾川講師のプロフィールはこちら

◆使ってはいけない表現

まず、公務員試験の論文で使ってはいけないのが敬語表現です。

不要な名詞表現

皆さんの答案を拝見していて多いのが「〇〇の”方”」という表現です。

論文の場合は、こうした表現は不要です。

〈例〉
・高齢者の方
・外国人の方
・ボランティアの方

不要な動詞表現

そして動詞の部分でも、敬語にあたる、尊敬語・謙譲語は不要です。

〈尊敬語の例〉
「ボランティアの方に清掃をお願いする」
「ボランティアの方が清掃していらっしゃるときに」

また、尊敬語とは逆の、謙譲語も不要です。謙譲語とは、「させていただく」「申し上げる」などの自分を下げる表現です。

〈謙譲語の例〉
「行政として解決させていただきたい」
「住民に申し上げる」

なぜ敬語が不要なのか

敬語を使うと、上下関係が発生するからです。

尊敬語:対象の人が上になる表現
謙譲語:自分が下になる表現

論文とは

公務員試験に限らず、論文とは「客観的な技術」が求められる文章です。

上下関係のない、フラットな記述を心がけましょう。

皆さんが「なぜ敬語を使うのか」というと、「人を敬う丁寧な気持ち」があるからだと思います。

そうした丁寧な気持ちは、ぜひ面接の場で、敬語を使って発揮してください。

◆避けるべき観点

主観的な表現も、論文の場合は避けます。まず、気持ちを表す表現は避けてください。

「主観的」の反対は「客観的」です。客観的な表現を心がけ、主観的な表現はやめましょう。


・嬉しい
・楽しい
・残念だ

形容詞、形容動詞以外に、動詞でも主観的な表現は控えます。

(例)
・〇〇だと思う
・〇〇だと感じる

論文は、あくまでも皆さんの意見や主張を伝えるものです。

書くときには、あくまで断定的に述べましょう。

心がけるポイント

・理由や根拠を示す
・断定的に述べる

断定できない事柄に使える表現

「断定的に」とはいえ、人は全てのことに断定的になれるわけではありません。

また、未確定の事柄も、世の中には多く存在します。

(例)
「新型コロナウイルス感染症の蔓延中→収束(終息)はいつか」

こうした「未確定の事実」を話題にするときに使える表現は、自発の表現の「れる」「られる」です。

例として挙げると「考えられる」などです。

◆誤ったときの訂正の仕方

誤字、不要な表現を訂正したい場面は、必ずあると思います。

実際に、受講生から「一度書いてしまったものを訂正していいですか」という質問は、よくあります。

訂正は可能なのか

数文字程度であれば、訂正して結構です。

訂正のやり方

原稿用紙の訂正の仕方を確認しておきましょう。

この図を例に、訂正の仕方を説明します。

上:「である。高齢化が進むと」
下:「である。しかし高齢化が進むと」

言葉を挿入する場合

上:「である。高齢化が進むと」の文章に、「しかし」を入れたい場合、次のようになります。

行間のスペースを使い、文の上に「しかし」を入れてください。

言葉を削除したい場合

読み返してみた結果「“しかし”を取りたい」という事の方が多いと思います。

「しかし」は逆説の言葉ですが、「読み返してみたら、前後関係が逆説になっていなかった」というパターンはよくあります。

下:「である。しかし高齢化が進むと」を使って、「しかし」を取るやり方を説明します。

①「しかし」を消しゴムで消す

公務員試験は、ほとんどの場合がシャープペンシルを使用できます。そのため、消しゴムで消すことが可能です。

消しゴムで消すと、図のように3マス分が空きます。

②横線を引く

①で空いてしまったマスに、横線を1本引きましょう。

これは「3字ほど消しました」というサインになります。

字数のカウントに厳密なところであれば、これをきちんと引いて、実数計算されるようです。

画像では、例としてわかりやすくするために赤で引いています。実際には黒で線を引きましょう。

シャープペンシルが使えない試験

ほとんどの公務員試験で、シャープペンシルを使用可能です。

ただし、裁判所事務官の論文試験はボールペン指定となっており、決まった訂正の仕方があります。その場合は指示に従ってください。

◆まとめ

以上が、原稿用紙の訂正の仕方です。

訂正の仕方があるとはいえ、あまりにも多くの訂正箇所があると、読む側・裁定する側も見づらくなります。

訂正箇所を最小限にとどめるため、日頃から文章を書く練習を頑張りましょう。

◆おわりに

ASK公務員究進塾では、特別区の対策に関しても、丁寧に指導を行っております。

尾川講師の授業の特徴
尾川講師の授業では、出願書類、自己PR作成、面接対策など、公務員試験に関する対策が受講できます。

文章作成では内容・表現をしっかりと固めていき、面接対策では内容をしっかりとした上で、自然な笑顔で話せるよう、授業内で何度も練習をしていきます。

受講にご興味のある方は、「無料体験授業お申込みフォーム」からお気軽にお問い合わせください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

この記事を書いた人

アバター

ASK公務員 編集部
ASK公務員は「どこよりも価値のある情報を届けたい」という考えから、分かりやすく詳しい情報を発信しています。公務員試験対策講座(個別指導)およびオンライン添削を実施。
電話お問い合わせ