「伝わる」を意識した面接で良い印象を与えるための話し方

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面接対策というとどうしても「志望理由」や「自己PR」に気を取られがちですが、それよりもまずは「話し方」を見直すようにしましょう。

いくら素晴らしい志望動機を述べていても、ボソボソして聞き取りづらい、声が小さく早口で何を言っているのか(言いたいのか)わかならないようでは相手には響きません。

コミュニケーションの基本は言いたいことを伝えるのではなく、相手に「伝わる」ことです。

特に、公務員試験を受験するような方は真面目で勤勉な方が多い反面、やはり話すことに自信がない人が多いように思えます。

もし、あなたが役所に行ったときに対応してくれた職員が、何を言ってるのかわからない話し方だったらどう思うでしょう?きっといい印象は持たないはずです。

話し方を改善することは、面接試験だけでなく、仕事においても大いに役立つので、今のうちから身に着けておいてもいいかもしれません。
そして、いい印象を与えることはその人の「第一印象」を決めることにつながります。

ここではテクニックに頼らない、志望動機以前に知っておきたい相手に好印象を与える話し方についてお伝えします。

1 「話し方」がなぜ重要なのか?

そもそも、公務員試験や就職試験において「なぜ面接試験が行われるか」を考えたことがあるでしょうか?

それはもちろん、組織にふさわしい人材かどうか(考え方や人間性、内面、態度など)を見極める、ということもありますが、「この人と一緒に働きたいかどうか」を知るというのが最大の目的なのです。

というのも、公務員の面接試験は点数の差はつきにくいと言われています。

特に新卒の場合、大学4年間で経験していることは人生経験豊富な面接官から見れば些末なことで、いくら「○○したいです!」「○○を頑張りました!」といっても、実際に現場を知らない学生の理想論であり、その頑張りが働いてそれほど役に立つとは考えていないと思います。
(実際学生時代に頑張った人が組織で活躍できるかどうかは別の話です)

こうしたことで差が出にくいことから、特に新卒採用であれば、やはり内容ではなく、「その人の印象」で差をつけていくということを考えなければなりません。

「印象」というのは、「ハキハキしている」「話し方がわかりやすい」「頼りがいがある」といったもので、どうしても面接対策というと志望動機などに対策の時間を取られてしまうので見逃されがちです。

これらは実際に働きだすととても重要で、特に入庁したばかりのときは、仕事をお願いしたときに元気な返事ができる、わかりやすく上司や先輩に説明できる、ということは相手に好印象を与えることにつながり、何よりも大切です。(また、実際に仕事ができると思われるのは、このように印象がいい人でもあります)

このように、面接のときに与える印象は、そのまま一緒に働いたときの印象のイメージを与えるという事実があるということを知っておくべきです。

2 面接で「伝わる」話し方

実際に相手にいい印象を与えるための話し方にはどうすればいいのでしょうか?

いろいろな方法がありますが、話すときに次の4つをとにかく意識するだけでも違います。

・ゆっくり話す
・少し声を大きくする
・抑揚をつける
・無駄な癖をなくす

では、一つずつ見ていきましょう。

2-1 ゆっくり話す

面接試験のようなシーンの場合、ほとんどの方が緊張で早口になってしまいます。

「そんなことはわかっているよ!」と言われそうですが、自分が思っているよりもずっと早口になってしまっているということは知っておくとよいでしょう。

あまり早口で話してしまうと、落ち着きがない、何を言っているのかわからない、下手をすると攻撃的な印象すら与えてしまう可能性もあります。

ちなみに、早口は滑舌の悪さなどと比べると、自分ではわからないという点があります。
予備校などで面接対策をしているのであれば、指摘されて気づくかもしれませんが、独学の場合はまず気づかないでしょう。

早口については、少し練習するだけで大きく改善されます。

それは、原稿をできる限りゆっくり、大きく口を開けて読むことです。原稿とは面接カードなど、志望動機などをまとめた書類のことをいいます。

相手が聞き取りやすい早さは、1分間に300~400文字だといわれます。これは実際にやってみると「遅いな」と感じるかもしれませんが、面接試験では緊張のため多少早口になるので、むしろ遅いと感じる速さで練習するとよいでしょう。

また、「、」では0.5秒、「。」では1秒、間を置くことでゆっくりと読むことができます。

さらに、口を大きく開けることもポイント。
早口になるということは口が十分に開いていない証拠です。

ですので、口を大きく開けることを意識することで、早口が改善され、さらにはっきりと話すことにもつながりるのです。

2-2 少し声を大きくする

ゆっくり話すことを意識したら、次は声を少し大きくするようにしましょう。

面接試験は必ずしも個室で行われるとは限らず、場合によっては広い会場で行われることもあります。

そうしたときに、いくらゆっくり話しても声が小さければ面接官に届きません。ですので、普段しゃべっているときよりも大きな声を意識することが大切です。

ここで要注意なのが、決して「うるさい声」になってはいけないということです。

うるさい声というのは、相手の立場に立っていないただ音量が大きいだけの話し方です。

あくまで、普段話しているよりも大きく、「相手に話していることが届く」ことを意識する必要はありません。

2-3 抑揚をつける

ゆっくりと大きな声を意識するだけでも、今よりも劇的に話し方が改善されるはずです。

次に、説得力を出すための工夫として、抑揚をつけることを意識しましょう。

どんなに素晴らしいことでも、一本調子で話しては相手にとってはどこが重要なのか分からず、聞いているほうも眠くなってしまいます。
また、抑揚をつけないとどうしても「暗記したものをそのまま読んでる」感じが出てしまい、決していい印象は与えられません。

そこで、抑揚をつけることで「聞きやすいな」と感じさせることが大切です。

ちなみに、抑揚とは、重要な部分とそうでない部分で緩急をつけることをいいます。

重要な部分や主張したい部分を高いトーンで話したり、よりゆっくり話すなどして、何が大事なのかを伝えるためにとても重要なポイントです。

ちなみに、抑揚をつけることはプレゼンテーションではとても有効です。

ゼミの発表や授業などを聞いて眠くなった経験は多くの人があるかと思います。
それは、話している人のほとんどが、抑揚をつけずにただ説明しているからなのです。

特に複数人に説明するような場合は、この抑揚を意識することが重要といえます。

2-4 無駄な癖をなくす

これは話し方というかは微妙なところですが、9割以上の人が何かしらの「無駄な癖」を持っていると思います。

無駄な癖というのは、話すときに出る「まぁ」「え~」「あの~」「その~」といった口癖です。

見に覚えのある人がほとんどかと思いますが、早口と同様に実際に話しているときには気づかないものなので、やっかいです。
そして、これは聞いているほうからすると耳障りですので、できる限り改善すべきです。

これも予備校などで指摘してもらい、改善していくのがいいですが、自分でやる場合は録音して聞いてみましょう。

実際に自分が話すのを聞いてみると、思っている以上に上記のような癖が出ていることに気づきます。

これらの癖は「考えているときに出る」という特徴がありますので、例えば突っ込んだ質問をされたときに何を答えるべきかを考えているときに「え~」などと出てしまいます。

そのようなときは、癖を「間」に置き換えましょう。

「え~」と言いそうになったら「間」を置くようにし、何も発さないのです。そうすると癖がなくなるだけでなく、ゆっくりと話すことにもつながり、相手も聞きやすくなります。

まとめ:必ず録音して何度も練習を!

この記事で伝えた内容については話し方のごく一部に過ぎません。他にも滑舌や腹式呼吸を意識するなど、話し方を改善する方法はたくさんあります。

ただ、ここで紹介している内容を意識するだけでも「伝わる」話し方になるのは間違いありません。

話し方については、ロジカルシンキングやPREPなどいろいろなテクニックがありますが、こうしたものはまず基本ができていなくては意味はありません。
志望動機や自己PRも、相手に伝わらなければ意味がないのです。

最低限、今回紹介した内容は身体に覚えこませるようにしましょう。

そして、一朝一夕では話し方は身に付きません。

面接が苦手な人は必ず毎日、そして実際に録音をして自分の声を聞いて改善していくようにしましょう。そうすることで相手の印象をとてもよくできるはずです!

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