公務員を目指していても保険として民間企業を併願する人は少なくないでしょう。
民間の場合、公務員試験とは異なりまずES(エントリーシート)と呼ばれるものを提出し、書類選考をパスしたら筆記試験と複数回の面接が実施される、というのが一般的な流れです。
そこで気になるのは、SPIのためにわざわざ勉強しなければならないのか?ということですが、結論からいってしまうと公務員試験の教養科目を勉強していれば特別な対策をしなくても問題ありません。
そもそもSPIとは何かといいますと、大きく分けると性格などをみる「適性検査」と国語や数学のテストを行う「能力テスト」があります。
そして能力テストは「言語分野」と「非言語分野」に分かれます。
言語分野は国語という言語に関する問題が出題され、同意語・反意語の関係、文の並び替えや空欄補充、長文読解などが出題されますが、はっきりいって全く難しくありません。
常識で解けるものばかりで、形式に慣れるためにSPI用の問題集を2回ほど繰り返せば問題ないでしょう(だいたいどの問題集も1ページあたりの問題数が少ないのですぐに終わります)。
非言語分野は料金の割引や確率、推論、集合、通過算など算数レベルの数学が出題されますが、これも公務員試験の一般知能の勉強をしていたら特に対策も必要がないくらい簡単です。
ですので、非言語分野も形式になれるという意味で問題集を繰り返すだけで十分対応できますので、SPIのための勉強は基本的には必要なく、とにかく出題形式に慣れる為に直前に対策をする程度で突破することができるでしょう。
しかしまずは公務員試験の筆記試験を突破することが第一です。
こちらの記事でも書いていますが就活には思いのほか時間を取られてしまうため、もし併願を考えているのであればあまり勉強時間の妨げにならない程度に対策をするようにしましょう!