皆さんこんにちは。ASK公務員究進塾講師 編集部です。
今回は公務員試験の面接で「逆に質問はありますか?」「最後に一言お願いします」と言われた場合の効果的な答え方を解説します。
◆この記事のポイント
・避けた方が良い内容
・回答におすすめの内容
・面接の終わり方
この記事は、ASK公務員究進塾の担当、尾川直子講師の解説動画を元に作成しています。講義・講師の雰囲気を知りたい方はぜひ動画もご覧ください。尾川講師のプロフィールはこちら。
この記事の目次
◆「逆質問」の答え方
まずはいわゆる「逆質問」についての答え方について解説します。
「逆質問」とは
逆質問とは「逆に、質問はありますか」と面接官から質問を受けることです。これは面接時間が微妙に余ってしまった場合に聞かれることが多いです。
このとき受験者は、面接官へ質問できる時間を与えられます。
地方公務員の場合は、2つ作っておけば十分です。
しかし国家公務員の官庁訪問ではかなり多く聞かれ、今までの受講生の中でも、最も多く逆質問を受けた方は15回でした。
「逆質問」でやめた方が良い回答
逆質問を受けた場合、避けた方が良い話題があります。
避けるべき話題
①インターネット上のサイトに既に出ていること
②福利厚生に関すること
③面接官によって違う答えが返ってきそうなこと
「②福利厚生に関する内容」は、多くの場合インターネットサイトに掲載されています。また、合格する以前に「お休みを取れますか」などの質問を投げかければ、やる気を疑われてしまいます。
この辺りの話題は避けましょう。
ただし、病気や障害があり「通院のためにこういう形でお休みが欲しい」など、事情により条件がある場合は別です。遠慮なく聞いてください。
また、「③面接官によって違う答えになりそうな質問」も避けた方が良い話題です。面接は、企業を受験するときのOB・OG訪問とは違います。個人的な内容になりそうな質問は避けましょう。
(例)「〇〇さんにとっての仕事のやりがいは何ですか」など個人の主観などを聞く質問。
「逆質問」におすすめの内容
おすすめの逆質問は、インターネットサイトに掲載されていないような内容です。
おすすめの話題
・気になる政策や施策の進行状況
・関わりたい課に新人配属の前例があるかどうか
インターネットサイトには掲載がなく、かつ「どの面接官に質問しても同じ解答が返ってくる内容」がおすすめです。
(例)「私は〇〇課で子育て支援に携わりたいのですが、新人で配属された人はいますか」など共通の情報を聞く質問。
◆「最後に一言」の答え方
「最後に一言お願いします」という言葉も、面接時間が余ってしまったときに聞かれる質問です。
「最後に一言」でやめた方が良い回答
「最後に一言お願いします」と求められたとき、やめてほしい回答があります。
それは「特にありません」です。
この回答は勿体ないので、避けましょう。
おすすめの答え方
「最後に一言お願いします」と言われたときには、以下の内容がおすすめです。
①純粋に面接で話し足りなかったこと、話しそびれたことを話す
②仕事に対する意気込み
まずは「①面接で話し足りなかった内容や、話しそびれてしまった内容」を話します。しかし面接の場では緊張もあり、「何を話しそびれたのか」をすぐに思い出せる人はまずいません。
ですから例えば、以下の内容を話しましょう。
・自己PRをしていない⇒「自己PRをしてよろしいですか」
・自己PRをした場合 ⇒ 自己PRで話した事柄の次に、自分が強みと思うこと
全て言い尽くした場合には、「②意気込み」を話しましょう。
「〇〇市でこのように頑張っていきます」などの内容がおすすめです。
面接の締めくくり方
回答を話し終えたら、最後に「よろしくお願いします」と言います。
その場は締まり、面接官も
「よろしくお願いします」
「それでは面接を終わります」
「お疲れ様でした」
と言いやすくなることで、締めくくりやすくなります。
面接を円滑に終えることが出来るため、おすすめです。
おわりに
ASK公務員究進塾では、特別区の区面接対策に関して、丁寧に指導を行っております。
◆尾川講師の授業の特徴
尾川講師の授業では、逆質問への答えは必ず作成して頂くようにしています。ひとりではなかなかうまくまとまらない場合も、しっかりとサポートしています。
受講にご興味のある方は、「無料体験授業お申込みフォーム」からお気軽にお問い合わせください。