こんにちは。ASK公務員 究進塾です。
今回は、お問い合わせの内容に尾川講師がお答えします。
ご質問は「留学は公務員試験に有利ですか」というもので、公務員試験を受ける上での認識をお伝えします。
◆ この記事のポイント
・留学は有利か、不利か
・留学した際の強み
・狙いやすい公官庁
この記事は、ASK公務員究進塾の担当、尾川直子講師の解説動画を元に作成しています。講義・講師の雰囲気を知りたい方は、ぜひ動画も併せてご覧ください。尾川講師のプロフィールはこちら。
留学経験は有利にできるか
尾川講師の回答
筆記試験では有利にならないが、面接試験では有利にできる
留学のタイミングと公務員試験
まず1つ目に、留学から帰ってくるタイミングです。
公務員試験対策を始める時期は、早い人は大学2年生の冬、一般的には大学3年生の春から始める人が多いため、帰国のタイミングによっては勉強できる時間が短くなってしまいます。
留学と筆記試験
筆記試験にあたっても英文読解は、国家公務員総合職の場合、整序問題や空欄補充問題も含めて7問ほど出題されますが、その他の区分では3問~5問ほどの出題です。
そのため、留学して英語が得意になって帰ってきたとしても、公務員試験では出題数が少ない上、和訳や英作文などもなく、択一式の読解問題であるため、有利になるとは言いきれません。
留学で注意すべき点
従って、留学と公務員試験の両方にチャレンジしたい場合、気を付けるべき点をまとめると以下の通りです。
・留学する期間
・帰国のタイミング
・帰国してからの筆記試験対策にどれだけの時間を当てられるのか
これらを十分に考えておきましょう。
留学が活かせる公官庁
公務員でも、英語をはじめとした語学が得意であることを求められる職種があります。
外務省専門職
防衛省専門職
入国審査官
税関職員
これらの職種では語学が求められます。また、自治体職員でも英語が得意な場合、国際交流の部署に配属され、
・海外の姉妹都市の学校との交換留学の仕事
・姉妹都市にあるオフィスに駐在する
こういった経験ができることもあります。
他にも警視庁では、
・英検2級以上
・中国語検定3級以上
・韓国語能力試験4級以上
これらの検定試験は、採用試験の成績の一部となります。
留学の一番のメリット
そして、留学をすることで身につくのは語学はもちろんですが、一番は
「異文化を理解しようとする態度」
「言葉の壁を乗り越えて、何とかしてコミュニケーションを取らなくては」
そうした“姿勢”ではないでしょうか。
尾川講師はアメリカとニュージーランドの語学学校に行き、語学学校でもホームステー先でも言葉が分からないことは、こんなにもストレスがかかるのだと改めて気付かされ、そして「日本に帰ったら日本語が苦手な外国人に優しく接しないといけないな」と考えるようになったとのこと。
公務員を目指す方なら、なおさらです。
特に基礎自治体を志望される方は、日本で生活する外国人と接する機会があります。
今は、観光や留学のために日本を訪れる外国人だけでなく、日本に働きに来ている外国人も大勢います。そうした外国人がみんな日本語が流暢なわけではありません。
仕事、健康や子どもの学校など、色々なお困り事を抱えて自治体の窓口に来ているはずです。
そういう方々に対し、「どういう支援をしていきたいのか」などを考えてみると、留学したことがプラスになる志望動機ができてくるはずです。
このように、留学に絡めた脂肪動機を作っていきたい方は、どうぞお問い合わせください。
おわりに
ASK公務員究進塾では、公務員の対策に関して、丁寧に指導を行っております。
◆尾川講師の授業の特徴
尾川講師の授業では、出願書類、自己PR作成、面接対策など、公務員試験に関する対策が受講できます。
文章作成では内容・表現をしっかりと固めていき、面接対策では内容をしっかりとした上で、自然な笑顔で話せるよう、授業内で何度も練習をしていきます。
受講にご興味のある方は、「無料体験授業お申込みフォーム」からお気軽にお問い合わせください。