こんにちは。ASK公務員/究進塾 編集部です。
今回は「公務員浪人で受かった人について知りたい」というお問い合わせへの回答です。
受かった中で印象的なエピソード
公務員浪人で受かった人の中から、公務員浪人をされた方のエピソードです。
入塾の経緯
その方は、大学3年生の冬頃に論文対策のために入塾されました。そこから半年かけて論文の対策をし、一次試験に臨みましたが、残念ながら一次試験で不合格になった自治体もありました。
それでも二次試験に残ったところが複数あり、面接対策を始めました。
思わぬアクシデント
ところが、2次試験シーズンに入った頃、新型コロナウイルス感染症にかかってしまい、受験を辞退せざるを得ないところがいくつかありました。
運よく2次試験が遅めの日程で組まれていた自治体もあったものの、やはり準備期間が短かったこともあり、残念ながら不合格となり、その時点で公務員浪人が決まりました。
公務員浪人の勉強の進め方
公務員浪人が決まった場合、勉強をどうするかというのは、とても多い質問です。
これは「どの時点で浪人が決まったか」によります。
この方の場合、一時試験で不合格になったのは1つで、しかも筆記試験は悪くなく、論文で失敗したことが分かっていました。そしてその他のところはいくつも合格していたので、筆記試験へのインプットはさほど必要ではありませんでした。また論文に関しても、失敗したのは1つの自治体だけでした。
そのため、「継続して来塾する必要はない」と判断し、残りの学生生活を充実させようということになりました。
公務員浪人時の過ごし方
その方は、大学での授業や以前からしていたアルバイトに加え、2つのボランティアを始めました。1つは障害者に関するもので、もう1つは中高生に関するものです。
この2つのボランティアを行ったことで面接で話すことも増え、何より公務員にふさわしいマインドが出来上がっていきました。
そして大学卒業の間際に、塾に来て論文の練習を再開しました。その前に卒業論文を書いた経験があったこともよかったのか、1年前に比べるととてもスムーズに書けるようになっていました。
そこからは順調に受験を消化していき、最終的には国家公務員一般職、特別区政令指定都市など、受験したところの全てから最終合格に至りました。
入庁のタイミング
公務員浪人の場合、自治体や観光庁によっては、10月、11月に入庁できるところもあります。自治体や観光庁の方から10月、11月に「入庁されませんか」と声をかけられることがあります。
もちろん、家庭の都合、アルバイトをやめにくい等の事情があればオファーを断り、通常の4月入庁でもいいです。
その方の場合は、10月に入庁しました。
秋入庁のメリット
秋に入庁できた場合、公務員浪人と言っても、経歴の空白期間は半年だけです。「長い人生のうちの半年」と考えると、とても短いと言えます。
この方とは別に10月入庁のメリットを聞いたところ、同年の4月に既に入庁していた人たちから同期のように接してもらえて、とても良くしてもらえたのに加え、次の年の4月に自分の本当の同期も入ってきて「2学年にわたって同期ががいるみたいでいいですよ」ということでした。
おわりに
ある程度のインプットが終わってるのであれば、公務員浪人は悪いことばかりではありません。
公務員浪人が決まった方は、この事例を参考にしてください。
この記事は、ASK公務員/究進塾の担当、尾川直子講師の解説動画を元に作成しています。講義・講師の雰囲気を知りたい方は、ぜひ動画も併せてご覧ください。尾川講師のプロフィールはこちら。
ASK公務員/究進塾では、このような書類の添削だけでなく、それをもとにした自己紹介の仕方、自己PRの作り方などについても指導していますので、お困りの方は、「無料体験授業お申込みフォーム」から、お気軽にお問い合わせください。
◆尾川講師の授業の特徴
尾川講師の授業では、出願書類、自己PR作成、面接対策など、公務員試験に関する対策が受講できます。
文章作成では内容・表現をしっかりと固めていき、面接対策では内容をしっかりとした上で、自然な笑顔で話せるよう、授業内で何度も練習をしていきます。