こんにちは。ASK公務員/究進塾 編集部です。
今回は、東京都の面接対策で行われている、自己PRについてについての解説です。
東京都の面接試験では、アイスブレイクの後、1分程度の自己PRを求められます。
コツを抑えて臨みましょう。
◆ この記事のポイント
・自己PRの話題選び
・”STAR”で内容を作る
・作成する時の文字数
この記事は、ASK公務員/究進塾の担当、尾川直子講師の解説動画を元に作成しています。講義・講師の雰囲気を知りたい方は、ぜひ動画も併せてご覧ください。尾川講師のプロフィールはこちら。
東京都の面接試験の内容
自己PRは、面接カードの記載項目にはなく、口頭でのみ伝えていくものです。
そのため、得点としては加算されないのかもしれません。
しかしアイスブレイクと同様、面接前のウォーミングアップとして、有効に使いましょう。
自己PRの作り方
①強みを伝える
まずは皆さんの強みを紹介します。
〈例〉
「私の強みはリーダーシップがあるところです」
「私の長所は粘り強く努力できることです」
ここでは
「英語が得意」
「ピアノが弾ける」
というようなスキルよりも、性格的な強み、自身のキャラクターやマインドが伝わる強みの方が好ましいです。
②裏付ける内容を伝える
①で長所を紹介した後、それを裏付けるエピソードを話していきます。
裏付けエピソードは「STAR」で作っていきます。
S:situation
まず「S:シチュエーション、状況」を話します。
そのエピソードの始まりの部分です。
例として、尾川講師が自身の事を話した場合には、次のようになります。
「私は、現職で公務員対策講座の講師をしています。特に力を入れているのが、東京都への面接対策です」
T:target
次に「T:ターゲット、目標」を話します。
先程の尾川講師のエピソードの場合なら、次のようになります。
「東京都の面接試験で、受講生全員に合格していただくという目標を立てました」
しかし、このように「目標」という形で表現しやすい職種や事柄もあれば、しづらい事柄もあります。
例えば、総務や人事の仕事、あるいはボランティアなどです。
「目標」という形では表現しづらい場合は、「T」を「task、助け、課題」と捉えます。
その場合は、次のような話し方になります。
「私は現在、食品会社の総務課に勤務していますが、そこではこういう課題がありました」
A:action
そして次が一番大切な「A:アクション、行動、努力」です。
目標達成、課題解決、状況を変えるために、どのような行動や努力をしたのかを、見える化するつもりで詳しく話していきましょう。
面接カードとの重複に注意
自己PRのエピソードは、面接カードに書く内容と重複しないようにしましょう。
面接カードの3番に
「これまで取り組んだことのうち、成果や達成感を得た経験一つについて、あなた自身の行動を中心に、具体的に書いてください」
という項目があります。
面接カードの方に一番アピールしたいエピソードを譲り、自己PRはその次にアピールしたいエピソードにしましょう。
面接カードとは全く別のエピソードを使った方が、自身の魅力を多面的に伝えることができます。
R:result
最後が「R:リザルト、結果」です。
努力の結果どうなったのかというところですが、これは必ずしも目標を達成していなくても大丈夫です。
話のまとめ方としては、次のようになります。
「その結果、残念ながら目標は達成できませんでしたが、代わりにこういう力を得ることができました」
自己PRを考えるときの文字数
この自己PRを300字ぐらいで書くと、話した時に大体1分となります。
このぐらいの原稿なら丸暗記できますし、多少は棒読みになっても大丈夫ですので、原稿を仕上げた後はスピーチの練習をしていきましょう。
◆おわりに
ASK公務員/究進塾では、東京都の対策に関して、丁寧に指導を行っております。
◆尾川講師の授業の特徴
尾川講師の授業では、出願書類、自己PR作成、面接対策など、公務員試験に関する対策が受講できます。
文章作成では内容・表現をしっかりと固めていき、面接対策では内容を充実させた上で、自然な笑顔で話せるよう、授業内で何度も練習をしていきます。
受講にご興味のある方は、「無料体験授業お申込みフォーム」からお気軽にお問い合わせください。