皆さん、こんにちは。ASK公務員/究進塾 編集部です。
今回は、公務員の面接試験でよく聞かれる志望動機についての解説です。
志望動機は必須の質問でしたが、2022年夏の試験では、志望動機を聞かれなかった人が何人かいた事例もありました。
偶然なのか、何らかの意図があったのかどうかはわかりませんが、これからも準備はしておきたいところです。
用意すべき回答
・公務員への志望動機
・受験先の官公庁への志望動機
この2種類を用意しましょう。
良い志望動機とは
公務員の志望動機としてよく聞くのが、以下のような言葉です。
「やりがい」
「地元への恩返し」
しかし、これは漠然としているので避けましょう。
これまで学んできたり、家庭で過ごしたり、社会生活を営んできたりした中で、
「こういうことに困っている人がいるんだ」
「ご自身やご家族が困ったことになった」
「これは民間では解決できない問題だな」
など、自らが感じたお困り事や悩みごとを「行政なら解決できるかもしれない」と考えてみると、自分に引きつけた内容の志望動機になります。
よくある質問
よくある質問に、「“なぜ公務員?”と聞かれたときの効果的な答え方を教えてください」と言われます。
「この人はこういう人生を歩んできたんだな」
「こういう勉強や仕事をしてきたんだな」
と思われるような答えが効果的です。
どこの誰でも話していそうな内容では、説得力がありません。ご自身ならではのストーリーのある志望動機にしましょう。
やめた方が良い答え方
受験先の官公庁への志望動機は「〇〇で取り組みたい仕事」にも繋がることですが、やめた方がよい内容があります。国家公務員の場合には「スケールの大きな仕事」、地方公務員の場合なら「地元への恩返し」です。
国家公務員を志望する方は、その官公庁が出している白書を読み、どういう取り組みをされているのかを調べましょう。そして、ご自身がその取り組みにどのように加わっていきたいのかを考えてみると、良い志望動機になります。
地方公務員なら、受験先の自治体が抱えている課題を把握し、それをどう解決していきたいのかを考えていくといいです。その課題に関しても自分との関わりのあるものにしないと、「なぜそこに興味があるんですか?」と聞かれたときに困ってしまいます。自分の暮らしの中から見つけ、感じた課題にしましょう。そうした課題が見つからない方は、どうぞご相談ください。
他によく聞かれる質問
また、志望動機とあわせて「〇〇で取り組みたい仕事」という質問もよく聞かれる質問ですが、どの部署でどういう仕事に携わりたいのかを考えておきましょう。
最近は「他にありますか?」と聞かれることも多くなったため、尾川講師の授業では3つ考えてもらうようにしています。
おわりに
ASK公務員/究進塾では面接対策の他、書類添削、自己紹介の仕方、自己PRの作り方などについても指導していますので、お困りの方は、「無料体験授業お申込みフォーム」から、お気軽にお問い合わせください。
この記事は、ASK公務員/究進塾の担当、尾川直子講師の解説動画を元に作成しています。講義・講師の雰囲気を知りたい方は、ぜひ動画も併せてご覧ください。尾川講師のプロフィールはこちら。
◆尾川講師の授業の特徴
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文章作成では内容・表現をしっかりと固めていき、面接対策では内容をしっかりとした上で、自然な笑顔で話せるよう、授業内で何度も練習をしていきます。