こんにちは。ASK公務員/究進塾 編集部です。
今回の解説は、公務員試験の面接対策です。よく聞かれる、自己PR、学チカ、長所と短所について、対策すべきポイントをお伝えします。
◆ この記事のポイント
・自己PR、学チカの作り方
・練習のやり方
・長所と短所の話題選び
この記事は、ASK公務員/究進塾の担当、尾川直子講師の解説動画を元に作成しています。講義・講師の雰囲気を知りたい方は、ぜひ動画も併せてご覧ください。尾川講師のプロフィールはこちら。
自己PRの作り方
練習方法
自己PRを上手く話すために必要なことは、次の通りです。
・きちんとした原稿を作る
・原稿をきちんと暗記する
・話す練習を繰り返す
文字数
原稿の文字数は、300字ぐらいで書いていきます。
構成
①自分の強み
自分の強みを書いていく場合、書き出しは、
「私の長所は〇〇なところです」
「私の強みは〇〇なところです」
「私には〇〇する力があります」
「私は〇〇することが得意です」
といった言葉をおすすめしています。
「得意です」という内容に関しては、
「英語が得意です」
{ピアノが得意です」
のような、スキルをアピールするものよりも、
「人を励ますことが得意です」
「人に寄り添うことが得意です」
このようなキャラクターが伝わるものの方がよいでしょう。
②裏付けエピソード
強みを書いたら、それを裏付けるエピソードを書いていきます。
このエピソードは「STAR」で作ると作りやすくなります。
☆STARについて、関連記事も併せてご活用ください。
→「【東京都の面接対策】 自己PRは「STAR」でつくろう」
S:シチュエーション、状況
そのエピソードの始まりの部分を話します。
(例)学生時代のサークル活動の場合、入部したときの状況を話す場合。
「大学に入学して、バレーボールのサークルに入ったのですが、周りは皆中学や高校からの経験者ばかりで、初心者は私だけでした」
T:目標、ターゲット
(例)「そこで、私は半年後にレギュラーになるという目標を立てました」
ただし、サークル、TOEICのスコアなど「目標」を話しやすい場合は問題ありませんが、目標設定が難しい内容もあります。大学の委員会、オープンキャンパスのスタッフなどが例えられます。
その場合は、T:タスク、課題と考えて作成します。
(例)「オープンキャンパスで来場者を案内するにあたって、こういう課題がありました」
A:アクション、行動、努力
ここが一番大切な項目です。
・状況を変えるため
・目標を達成するため
・課題を解決するため
どういう行動や努力をしたのかを、詳しく述べてください。
ポイントは、努力している光景を、面接官が想像できるぐらい、詳しく説明できることです。
R:リザルト、結果
取り組んだ結果、目標に到達していなくても大丈夫です。
(例)
「結果として目標には届かなかったけれど、こういう力を得ました
「こういう学びを得ました」
このような書いてあれば、いいまとめになります。
💡自分の強みがわからない場合
自分の強みはわからなくても、「このエピソードを使いたいな」と思えるエピソードがあれば、
「そのエピソードから抽出できる、抜き取れる強みはどんなことか」
と、逆算して考える方法でもいいです。
尾川講師の授業では、エピソードを聞いて
「そこからの強みなら、こういう方がいいですよ」
といったアドバイスをしています。
作成した文章を覚える
文章が完成したら暗記をします。
「暗記しやすい文章」というのは、「てにをは」が整っている完成した文章です。
暗記しづらいのであれば、文章の中に原因があるかもしれません。
・主語と述語が合わない
・助詞の使い方がおかしい
こうしたミスがないか、チェックしましょう。いい文章ができれば、スムーズな暗記に繋がります。
💡暗記のトークは不自然じゃない?
よく「暗記をする会話らしさがなくなるので良くない」とも言われますが、自己PRに関しては、会話ではなくスピーチの場だと考えれば大丈夫です。
しっかり覚えましょう。
暗記ができたら、スピーチの練習をします。練習する時に意識することは、
・棒読みにならないようにする
・強弱やスピードを意識
・発声や目線を安定させる
これらに注意すると良いでしょう。
学チカの答え方
大学生に対してよく聞かれるのが「学チカ」です。
学チカのエピソード作成も、自己PRと同様、STARで作ります。
①頑張ったこと「〇〇です」と挙げる
②どのように頑張ったのかを述べる
💡話題の選び方
自己PRと、学チカのエピソードは、場面を変えましょう。
自己PR:サークルで作る
学チカ :英語の勉強にする
このように、同じ話題にすることは避けます。
頑張ってきたことが、多面的に伝わるよう、工夫しましょう。
長所・短所の答え方
自己PR、学チカと関連した質問として、聞かれることがあります。
長所
自己PRでの「強み」とは同じものでも、別のものでもいいです。エピソードで裏付けられる長所であれば、何でも大丈夫でしょう。
最近の主流は、自己PRで長所を聞かれる機会は少なくなっています。
短所
短所のバリエーションはとても少ないです。
避けた方が良い話は、「この人と働くのは大丈夫なのか」と思われかねないものです。そうしたものはやめておくと、無難なものになります。
(例)短所の答え方
「ちょっと優柔不断なところがある」
「人の意見に流されやすい」
「頑固なところがある」など
一時期は、「集中すると周りが見えなくなる」という答えが流行っていたこともありました。
短所の場合は、「その短所があるがゆえに、失敗してしまったこと」を聞かれる場合があります。
ここは笑いを取るぐらいの失敗談を用意しておきましょう。
そして、短所をどう克服しようと思ってるのかも、考えておくといいでしょう。
おわりに
ASK公務員/究進塾では、公務員の対策に関して、丁寧に指導を行っております。
◆尾川講師の授業の特徴
尾川講師の授業では、出願書類、自己PR作成、面接対策など、公務員試験に関する対策が受講できます。
文章作成では内容・表現をしっかりと固めていき、面接対策では内容をしっかりとした上で、自然な笑顔で話せるよう、授業内で何度も練習をしていきます。
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