こんにちは。ASK公務員/究進塾 編集部です。今回は、東京都で行われている就職氷河期世代採用試験の対策、特にⅢ類試験を取り上げて解説します。
就職氷河期世代採用試験の日程
東京都では、就職氷河期世代採用試験を行っています。令和7年度は、Ⅰ類とⅢ類の募集が行われ、第1次試験日が10月5日(日)となっています。
Ⅲ類の試験の概要
採用予定者数:10人
受験資格:昭和45年4月2日~昭和61年4月1日までに生まれた人
受験に際し、必要な資格や免許はありません。
Ⅲ類の試験内容
第1次試験:適正試験、作文
適正試験はSPI3による基礎能力検査です。作文試験は1題必須回答の課題式作文で、試験時間は1時間20分です。一方でⅠ類の場合は適正試験はSPI3、作文試験ではなく論文試験です。そのため、論文を書くことが苦手な方はⅢ類で受験することもできます。
一般的には、Ⅰ類Bは大卒程度、Ⅲ類は高卒程度と言われますが、受験に際しては学歴は関係ありません。大卒、単大卒の方がⅢ類で受験されても大丈夫です。
Ⅲ類の過去問
令和6年度のⅢ類の作文の課題は以下の通りです。
あらゆる人が個性を生かし、その力を最大限発揮して活躍できる都市、東京の実現に向けて東京都職員として私が取り組みたいこと |
指定字数:600字以上、1000字程度まで
文字が記載されている行ごとに20字として数えられます。
ただし字数が600字に満たない場合は採点されない場合があり、最低でも600字は書けるようにします。試験時間は1時間20分あるので、600字を書くことはさほど難しくはありません。ASK公務員/究進塾の授業では、1,000字で練習しています。
作文の練習のやり方
まず、与えられた課題を見て「書けそうなこと」「書きたいこと」を自由にメモします。先述した令和6年度の課題で考える場合、取り組みたいことをいくつか上げていき、「どういう人に対し、どのように取り組みたいか」をメモします。
これをもとに、段落ごとに何を書いていくかを整理する構成メモを作ります。この構成メモでは、最初のメモに書いたことを全てピックアップするわけではなく、残すネタと捨てるネタが出てきます。論理性にこだわりつつ、自分が時間内に書けそうなネタを優先します。
最後に、構成メモをもとに原稿用紙に清書していきます。
作文に慣れていない方
もちろん原稿用紙の使い方についてもレクチャーしています。高校卒業以来、原稿用紙を見たことがない方、高校生の時に作文、小論文を書いたことがない方でも安心して始められます。東京都のⅢ塁に挑戦したい方はどうぞお問い合わせください。
おわりに
ASK公務員/究進塾では、論文の添削指導をはじめ、出願書類作成・面接対策まで、経験豊富な講師陣が丁寧にサポートしています。
特に、尾川講師の授業では、受験生一人ひとりの課題に合わせた具体的な指導が行われており、多くの受講生から高評価をいただいています。
論文が苦手だ書くことに不安があるという方も簡単なことから指導しますので、安心してお申し込みください。
◆ 尾川講師の授業について
この記事は、ASK公務員/究進塾の担当講師である尾川直子講師の解説動画を元に作成しています。