【最新版】神奈川県庁 採用試験の概要と合格対策を徹底解説
神奈川県庁で公務員として働くことに興味はありますか?
東京都に次ぐ人口規模を誇り、横浜市・川崎市・相模原市の3つの政令指定都市を擁する神奈川県。
本記事では、神奈川県職員採用試験(Ⅰ種・行政/大卒区分)に焦点を当て、試験情報や対策方法について詳しく解説します。
この記事の目次
1.神奈川県庁で働くとは?仕事内容とキャリア
「神奈川県庁で働く」ということは、広域行政を担うことを意味します。
神奈川県内には、政令指定都市である横浜市、川崎市、相模原市の3大都市と、16市・13町・1村があります。
県は市町村と連携し、神奈川県全域で国や民間企業との総合調整を行う役割を担っています。
広範な業務は、政策局、総務局、くらし安全防災局、文化スポーツ観光局、環境農政局、福祉子どもみらい局、健康医療局、産業労働局などの部局に分かれ、さらに地域県政総合センターなどもあり、配属先は多岐にわたります。
キャリア選択型人事制度
一般事務(行政)職員として採用された場合、初めの10年間でおおむね2部局・3課(所)を経験します。
その後、キャリア選択型人事制度により、10年経過または35歳時に専門分野を選択し、希望に沿ったキャリア形成が可能となります。
全ての職員が「プロフェッショナルに」
初任給(大卒程度)
区分 | 金額(2025年1月1日現在) |
---|---|
Ⅰ種(行政・大卒程度) | 約253,000円(給料+地域手当) |
手当 | 期末・勤勉手当、扶養手当、住居手当、通勤手当、時間外勤務手当など |
2.神奈川県職員採用試験の日程と傾向
令和7年度のⅠ種(行政・大卒区分)採用試験は以下のスケジュールで実施されます。
内容 | 日程 |
---|---|
試験申込期間 | 4月11日(金)~ 5月7日(水) |
第1次試験 | 6月15日(日) |
第2次試験(1回目) | 7月2日(水)~ 7月11日(金) |
第2次試験(2回目・行政) | 7月22日(火)~ 8月19日(火) |
※最新の試験情報は、必ず公式の採用案内で確認してください。
秋期試験の倍率
例年、9月に行われる秋期Ⅰ種試験は、6月試験に比べて倍率が高くなる傾向があります。
試験区分 | 令和6年度倍率 | 特徴 |
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Ⅰ種(行政・6月) | 2.8倍 | 採用人数が多い、標準的な公務員試験 |
秋期Ⅰ種 | 8.1倍 | SPI3方式で実施、民間併願者が受験しやすい |
公務員試験に時間をかけて準備する場合は、6月実施のⅠ種試験を優先するのがおすすめです。
3.神奈川県職員採用試験の内容
第1次試験(筆記)
6月実施のⅠ種(行政)試験では、教養試験と専門試験が行われます。
区分 | 科目・内容 |
---|---|
教養試験 | 択一式/100点・2時間 【知識分野】法律・政治・経済・社会一般(12問)、日本史・世界史・地理(9問)、理系科目(7問)/28問中18問選択 【知能分野】文章理解、判断推理、数的処理、資料解釈/22問必答 |
専門試験 | 択一式/100点・2時間 憲法・行政学・民法・経済学・財政学・社会政策・国際関係など80問中40問選択 |
第2次試験(論文・人物)
試験区分 | 内容・配点 |
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論文試験 | 記述式/50点・90分・1200字程度(第1次試験日に実施) |
グループワーク | 50点・45分(課題は第1次試験合格時に通知) |
個別面接 | 第1回:50点(約15分) 第2回:200点(約30分) |
4.まとめと試験対策のポイント
神奈川県庁のⅠ種(行政)試験は、法律・経済系科目が中心の標準的な公務員試験です。
法学部出身者は法律科目を、経済学部出身者は経済科目を強化しつつ、問題集や参考書で得点力を伸ばすのがおすすめです。
- 憲法・行政法は重要度が高いので、基礎からしっかり対策。
- 経済原論(ミクロ・マクロ)は、理解重視で学習。
- 社会政策・国際関係は、時事問題とリンクするので日常的な情報収集が有効。
- 数的推理・判断推理などの教養試験対策も忘れずに。
効率的な学習には、ASK公務員の講座(対面・オンライン)も活用できます。