Kさん合格インタビュー

【インタビューにご協力いただいた方々】
Kさん:山形大学工学部。東京都、宮城県に合格。
粕川先生:ASK公務員の担当者。
尾川先生:Kさんの面接・小論文を担当した講師。

合格先について

Kさん
東京都と宮城県の2つに合格いたしました。

尾川先生 
すごいですよね。

Kさん
ありがとうございます。

尾川先生 
東京都は順位も良かったですよね。宮城県も順位は出ましたか。

Kさん
東京都はかなり上位で合格できました。宮城県も順位は出てはいるんですが、県庁に直接行かなければ知ることができず、大学の勉強もあって行けなかったので、順位は知らないままです。

 

公務員試験の受験を決めた時期

Kさん
大学2年生の冬、ちょうど成人式の頃に受験しようと決めました。

尾川先生 
きっかけは何かありましたか。

Kさん
一番のきっかけは塾のアルバイトです。無料体験講義を担当していたときに、勉強にとても意欲がある生徒がいました。しかし、なかなか親の了承が得られず、入塾できないという事態になっていました。そうした経験から、「お金がない人に対してもサービスをして手を差しのべていけたらな」と思うようになり、公務員を志望するようになりました。

 

予備校の活用

Kさん
生協でやっている講座がありましたが、3年生の春頃から違う予備校に通うようになったので、実際には利用はしていませんでした。

尾川先生 
予備校にはいつ頃入りましたか。

Kさん
3年生の4月末あたりには入ったと思います。

尾川先生 
予備校はフルに受講していましたか。

Kさん
かなり利用させていただきました。「全科目対応できますよ」みたいなプランが経済的に一番良かったので、そのプランを受講していました。

尾川先生 
そうすると、週に何回もありますよね。

Kさん
そうですね。でもWeb受講をしていたので、大学の勉強と両立しながら、時間があるときに受講していました。

尾川先生 
1日に何時間ぐらい勉強していましたか。

Kさん
予備校に入ったときは大学のほうが忙しかったので、1日3時間ほどでしたが、直前期は考えられないぐらい…10時間は最低限やっていた感覚です。

尾川先生 
筆記試験は予備校で対策をしたということですが、論文もある程度の対策をしていましたか。

Kさん
論文の対策は実のところ全くしていなくて…というのも、2カ月前になって、1次試験に論文が入っていることを知って、それがASK公務員に入塾するきっかけでした。それまで論文は本当に何にもやってなかったです。

 

法律や経済学の勉強方法

Kさん
予備校のテキストを使いながら時間をかけて取り組みました。私自身が理系ということもあって、教養科目、特に数的処理や英語にはかなりの自信がありました。しかし、法律学などは全くの未知だったので、時間をかけて重点的に取り組むようにしていました。

尾川先生 
東京都の場合は法律の記述問題もありますが、こちらはどうやって対策したんですか。

Kさん
予備校で専門記述専用の解答案みたいなものが渡されていました。それを、スマートフォンのレコーディングアプリで音読したものを記録して、お風呂上がりや寝る前、昼食のカップラーメンができあがるのを待っている間など、時間があればすかさず聞いていました。

尾川先生 
効果がありましたか。

Kさん
はい。100近いテーマを本番までにほぼ完璧に覚えることができたので、本番も3つ全部書くことができました。

尾川先生 
すごいですね!

Kさん
ありがとうございます。運が良かったと思います。

 

公務員試験で一番苦労した科目

Kさん
時事問題です。

粕川先生
たしかに時事問題は色々と話を聞きますね。「いい参考書がない」とか。

尾川先生 
理系の方は数的処理に強いっていうのがやはりいいですよね。勉強時間をすごく短縮できますしね。

粕川先生
それはやはり大きいですよね。法律は極論、暗記になってきますから。あとは経済学とかも多分、理系の人の方が理解しやすいはずですし。

Kさん
経済学は簡単だと感じました。

尾川先生 
理系の人は計算が速いんですよ。経済学で使う微分とか、簡単にできるんですよね。

粕川先生
経済学もロジック自体は簡単ですからね。

 

ASK公務員の受講を検討したきっかけ

Kさん
論文にすごく苦手意識がありました。しかし、予備校だと生徒数も多くて添削に時間がかかるので、私の好きな時間に、かつ長時間、丁寧な対応をしてくださるというASK公務員の強みに惹かれたので、入塾しようと思いました。

尾川先生 
ASK公務員のことはどこで知りましたか。

Kさん
インターネットです。調べていく中で母親とかなり相談して、究進塾にお願いしようと思いました。

尾川先生 
入塾はがいつ頃でしたっけ。

Kさん
たしか3月の上旬頃…本当に直前期だった気がします。

尾川先生 
入塾が3月の上旬で、東京都の試験が4月中旬なので…論文対策は1カ月半ほどでしたね。結構、大変でしたよね。

Kさん
そうですね。何回も指導いただきました。

 

受講したことで改善したところ

Kさん
教養論文と面接、それぞれ指導していただいたので、2つに分けて回答します。
①教養論文
一番は文章力だと思っています。私は文章を書くのがかなり苦手だったのですが、それに対して毎回の授業の丁寧な添削のおかげで、自分の良くない癖が徐々に分かってきました。加えて、教養論文の“型”を身につけられたのもかなり大きい要因だと思います。「こういう文章で書いていって、最後はこういう締めをする」みたいな全体の構成が頭で自然に分かってきたので、本番もサラサラと書けました。
加えて、尾川先生先生が東京都在住であるため、東京都の現状、課題、施策を都民の視点から話してくださったのもかなり大きいと思います。私は山形県に住んでいるのですが、そのおかげで離れた場所にいても都の施策を理解することができました。
②面接
自分の癖が分かったことが大きいと思います。例えば「んーと」とか「まあ」とか、そういうものですね。その癖を毎度いい意味で突っ込んでくださるので、「直さなきゃ」という思いが強くなりました。

尾川先生 
論文に関しては、東京都と宮城県は出題の傾向もかなり違っていたんですが、よく切り替えてできましたよね。日にちがかなりずれていたのも良かったですね。

Kさん
時間があったのは良かったですね。

尾川先生 
東京都の論文が終わって、東京都の面接対策をしながら宮城県の論文対策ができたのは順番的にとても良かったですよね。

Kさん
そうですね。かなり切り替えられたと思います。

 

辛かったこと、それの乗り越え方

Kさん
直前期の不安にはメンタル的にかなりやられたなと思います。東京都の試験には「教養論文」と「専門記述」の2大関門があって、それをどう乗り越えるのかということと、「自分が果たして乗り越えられるのか」という不安が試験日が近くなるにつれて日に日に積もっていきました。その都度、授業で先生に相談することで、メンタルを一定に保つようにしていました。

尾川先生 
それでかなりスッキリできましたか。

Kさん
はい。私は会話するとかなりスッキリする方なので。授業回数が多かったこともあって、かなりリフレッシュになりました。

尾川先生 
傍からはそんなに慌てふためいているようには見えなかったんですが、色々とあったわけですね。

Kさん
内心はかなり不安でした。

 

大学の勉強との両立で工夫したこと

Kさん
2年生の冬頃に公務員を志望しようと思った時点で、既に「東京都を目指す」と決めていたので、3年生での授業の取り方を工夫しました。具体的には3年生の前期、それこそ夏前に授業をたくさん履修し、直前期近くである後期にはほとんど授業を取らないようなスケジュールにしました。そのため、公務員試験に向けた勉強を本格的に始めたのは前期が終わった9月頃でした。

 

「受講した意味があった」と感じた点

Kさん
こちらの質問も、教養論文と面接の2つに分けて回答します。
①教養論文
授業の中で予想していたテーマに近いものが当日出題されたこともあり、本番でも「確か授業で尾川先生先生がこういうことを言っていたな…」「こういう視点で書いていくといいな」ということを頭の中で考えることができました。緊張せず、柔軟に対応できたのでかなりいい順位になったのではないかなと思います。そこはすごく「受講して良かったな」と思いました。
②面接
何回も練習を重ねていたので、本番は全く緊張せず、むしろ「職員の方々との会話を楽しもう」というメンタルで挑めたので「受けていて良かった」と実感できました。想定外の質問にも対応できるぐらいの自信がありました。

尾川先生 
Kさんは日頃は東北在住のため、オンラインで受講されていましたが、面接試験の直前に上京されて、そのときに初めて対面で受講されました。それも良かったことでしょうか。

Kさん
そうですね。 まず、それまでの対策はオンラインだったこともあり、実際に対面で行うと若干緊張することもありました。ですが、前日にその緊張感を味わえたので、当日は緊張することなく迎えられました。

 

面接試験において印象に残っている質問

Kさん
宮城県の面接試験は練習を重ねていた後に試験があったこともあり、想定外の質問はそれほどありませんでした。しかし東京都はやはり想定外の質問がかなり多かったです。具体的には「都の職員のインターンシップに参加したとき、職員の“ここは直した方がいいな”と思うところはありますか」「東京都の施策の中で、お金がなくてもできる施策が分かったら、いくつか挙げてみて」などの質問がありました。当日も感心したというか…さすが東京都だなと思いました。

尾川先生 
きちんと答えられたんですよね。

Kさん
はい。緊張していなかったので、どちらも答えられました。

尾川先生 
良かったです。

 

東京都 採用面接の雰囲気

Kさん
基本的にオンラインで進みました。何事もなくスムーズに進んだ印象があります。 職員の方々もすごく優しくて、私が緊張せずリラックスした状態で試験を受けられて、積極的に喋れるような雰囲気でコミュニケーションができたので、不安や心配するようなことは何もなかったです。そして、その日のうちに内々定をいただいたので、あまり焦ることもなく、スケジュールとしても素晴らしい流れでした。

尾川先生 
採用面談は以前は対面で東京都庁で行われていたのですが、コロナ禍ぐらいからオンライン形式になり、内容も少し簡略化されたのかなと思います。何分ぐらいでしたか。

Kさん
30分弱ぐらいで終わりました。

尾川先生 
それでも、そのぐらいの時間があるわけですよね。

Kさん
はい。ですが、実際に質疑応答をしたのは冒頭の20分ほどで、残りの10分は一度通信が切れて向こうが手続きをして、その後、内々定をいただいたという感じです。

 

Kさんの目指す公務員像

Kさん
地域の住民の方々からはもちろん、職場内の同期や先輩、上司からも信頼されるような公務員を目指して、これからも頑張っていきます。

尾川先生 
頑張ってください。

Kさん
ありがとうございます。

 

受講を検討している方へのメッセージ

Kさん
「第一志望先に入りたい」という強い思いがあれば、その気持ちに沿って背中を押してくださる素晴らしい環境が整っていると思います。ぜひ受け身にならず、主体的に考えて行動し、第1志望合格を勝ち取ってください。応援しています。