最終合格先
特別区Ⅰ類(新宿区役所)、国家一般職、国税専門官(東京国税局)、埼玉県庁
ASK公務員の受講理由
私は公務員試験予備校にも通っていましたが、面接試験の本番前に予備校の模擬面接やグループ学習よりも、高いレベルで面接対策をすることで不安を克服できると考え、それが出来る所を調べた結果、こちらを知りました。
講座の内容についての感想
私は3.5時間の面接対策の講座を複数回受講しました。講師の方はエントリーシートや面接での受け答え内容など、様々な疑問や質問にも親身になってご指導下さいました。
模擬面接をして良かった点や現状の課題、その克服法も具体的にご指摘を頂けたので、最後は自分の面接に自信が持てるようになり本番にも緊張することなく臨むことができました。
大手の予備校だと、面接対策などは筆記対策に比べて手薄になってしまう傾向があるので、これは個別指導の強みだと感じました。
勉強を始めた時期
予備校に通い始めたのは大学3年生の春頃でした。しかし、当時はまだ就職活動や公務員試験に対する意識やモチベーションが欠如していました。結果、本格的に勉強を始めたのは3年の冬から年明けにかけての時期からだったと思います。
公務員試験は勉強すべき科目が多いので、勉強を始める時期は早ければ早いほどいいです。しかし、周囲を見ると夏や秋から勉強を始めた人も普通に受かっていたので、結局は自分がやるか否かだと思います。
学習の進め方
基本としては、まず講座を受けて、その内容の復習のために問題集などを解く、というものでした。数的処理や経済学や民法など、成績が伸びるのに時間がかかる場合が多い科目は早い時期からの学習をお勧めします。
一方、政治系科目や憲法と行政法、その他の教養試験科目などは、いわゆる暗記の科目ですので、ある程度短期間で仕上げることは可能です。また、勉強の要になる問題集ですが、自分は各科目のつき1つの問題集のみを使い、それを何周も解くという形で勉強していました。
本番までに大体5周できればたいていのことは頭に入ると思います。不安や学力不足からすぐに他の問題集に手を出す人もいますが、あまりお勧めしません。
ただでさえ科目が多いのに、そこからさらに一科目につき複数の問題集を使用すると結局中途半端に終わってしまい、学習内容の定着の満足な状態に至らない危険性があるからです。実際、周囲の合格者たちも1つの問題集を何回もやるという人がほとんどでした。
しかし、あまりに勉強しすぎて問題集の内容を完全に暗記してしまったという場合は、他の問題集を新たに始めることは問題ないと思います。
辛かったことと、その克服法
公務員試験の科目の中でも、多くの人が苦手と感じるのが数的処理、経済学、民法辺りだと思います。自分は法学部で文系ですが、何故か数的処理は得意でした。
しかし、経済学がとにかく苦手でした。こういう場合の克服法は、結局勉強するしかありませんでした。私も試験勉強の時代に、どうすれば勉強せずに合格できるか必死に考えましたが、答えがありませんでした。そこで、勉強することに対するストレスや抵抗感を減らすことで、この困難を克服しました。
まず、日々の最初に今日はどの科目たちを勉強するのかを決めて、それぞれの科目につき、どこまでやるかを決めます。そのノルマを達成したら、その日については、それ以上は絶対勉強しないというような自分だけのルールを作る感じです。
合格者の中には、特に試験直前期(年明けの2月以降)には毎日10時間から12時間も勉強している猛者もいますが、自分の場合、直前期は大体7時間程度でした。結果として自分の趣味である映画や海外ドラマの鑑賞と勉強を毎日両立でき、ストレスもそこまでない試験勉強生活を送ることができました。
もちろん、こんな方法以外にも個人によってベストな方法があります。ただこの方法を通して、ダラダラと12時間勉強するよりも、メリハリをつけて質の高い勉強を6時間やった方が学力の向上に繋がると確信しました。
これから公務員を目指す人へのメッセージ
公務員を目指す時に、民間企業との併願を考えている人もいると思います。自分も最初はそうでした。しかし、民間企業の採用活動は3月初めから本格化する一方、公務員試験の一次試験が大体5月から6月にかけて始まるということで、時期的に3月辺りは受験生の多くが毎日何時間も勉強する時期であります。
ですので、特に民間企業で行きたい所がある人や、試験勉強が他の受験生より進んでいる人、また民間の就活と公務員試験の勉強を両立できる自信のある人を除いて、民間企業との併願はお勧めできません。
もちろん、民間と併願して公務員と両方から内定を貰った人もいますが、合格者の多くは公務員専願でした。自分も後で専願に変えました。専願だと不安だという人も当然いると思います。
しかし公務員試験は、やるべき試験勉強と面接対策に真面目に取り組めば必ず合格できる試験です。もちろんサボっている人は全滅しましたが、努力は必ず報われると思います。
その他伝えたいこと
公務員試験は終わるまでがとにかく長いです。やっと最終合格したといっても、やはり内定を貰うまで安心できないというのが現状です。特別区や国家一般職、国税専門官などは毎年最終合格しても採用漏れというケースが実際にあります。
私も国家一般職は二つの官庁を訪問しましたが、内定は貰えませんでした。私は新宿区が第一志望だったので結果的には大丈夫でしたが、特別区や国家が第一志望の方は、むしろ最終合格してやっと本番なので、各区や省庁での面接対策も怠らないようにしてください。