こんにちは。ASK公務員/究進塾 編集部です。今回は、裁判所事務官の第2次試験で行われる面接において、よく聞かれる質問と答え方に重点を置いて解説します。
面接でよく問われる質問
① 法曹を目指さないのはなぜか?
個別面接で、法学部の学生によく聞かれる質問です。「法曹を目指さないのは何故ですか?」というものです。この答えとして、絶対にやめた方がいい答えがあります。
「法科大学院はお金がかかるから」
「司法試験、予備試験は難しいから」
そういう答えしか思い浮かばない場合、法曹(中でも特に、裁判官の職務内容と、裁判所事務官の職務内容)を整理してみましょう。その上で、自分が学んできたこと、経験してきたことから得られた適性が裁判所事務官にあると話していけるよう準備します。
法科大学院がスタートした2004年頃は、旧司法試験を諦めて裁判所事務官を目指す人が多くいました。そのため当時は「司法試験に未練はないのか」という質問が多く出た印象があります。その頃「圧迫面接のようだった」と報告をよく受けていたのは、旧司法試験を諦めた人たちの中に歯切れの悪い人がいて、面接官のお怒りを買ってしまった可能性も否めません。
最近は、法曹を諦めて裁判所事務官を目指す人がいなくなったため、この質問は法曹への未練の有無を尋ねる意図ではなく「法律を学んできたのなら、なぜ法曹を目指さないのか」という質問に変化しているといえます。
② なぜ総合職ではないのか?
裁判所事務官には総合職もあるため、面接試験でこのように問われることがたまにあります。ここでやめるべき回答は「総合職は難しいから」です。これは「職務内容を全く理解していない人だ」と思われてしまう回答です。
対策として、総合職と一般職の職務内容の違いを調べた上で「なぜ一般職として働きたいのか」「どのように働いていきたいのか」、こうしたことについてしっかり考えましょう。
裁判所事務官の面接の特徴
裁判所事務官の面接は、時間が他よりも長く、1つの質問への回答に対して色々な深掘りをされるのが特徴です。練習をせずに臨める試験ではありません。丁寧な準備をする必要があります。
おわりに
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◆ 尾川講師の授業について
この記事は、ASK公務員/究進塾の担当講師である尾川直子講師の解説動画を元に作成しています。


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