こんにちは。ASK公務員/究進塾 編集部です。
今回は、公務員試験と民間企業との併願についてお話します。
◆ この記事のポイント
・民間企業と併願しても良いのか
・併願のメリットとデメリット
この記事は、ASK公務員/究進塾の担当、尾川直子講師の解説動画を元に作成しています。講義・講師の雰囲気を知りたい方は、ぜひ動画も併せてご覧ください。尾川講師のプロフィールはこちら。
併願は良いことか
大学生からの問い合わせで多いのが、「公務員試験と民間企業を併願することは良いことですか」という質問です。このお問い合わせに対して、一言で答えるなら
「良いことかどうかは、人による」
というものです。
民間企業を併願しても良い人
民間企業を併願しても良いと思われる人は、「公務員試験の学科試験対策に余裕があるけれども、面接試験に自信がない人」です。
併願することのメリット・デメリット
民間企業を受験するとなると、まずエントリーシートを書いていかなくてはいけません。
・“ガクチカ”(学生時代に力を入れたこと)
・自己PR
これらは、民間企業のエントリーシートで書いたものを公務員試験の面接カードに流用することもできます。
併願のデメリット
デメリット①
志望理由に関しては、企業へ用意するものと、公務員へ用意するものは全く違うので、流用はできません。
デメリット②
民間企業のエントリーシートで良いものを書こうとすると、相当な時間をかけての企業研究が必要です。しかし、エントリーシートを書く時期は、公務員試験の学科試験対策を頑張りたい時期です。また、民間企業の面接試験シーズンは学科試験の直前期に当たり、暗記科目などを頑張りたい時期に当たります。
したがって、学科試験対策が十分でない方には、民間企業との併願はおすすめしません。
併願のメリット
一方で、民間企業との併願で良いこととしては、次のようなものがあります。
メリット①
面接に慣れることができます。公務員試験の面接試験は6月ぐらいから始まりますが、民間企業の面接試験は3~4月に行われるところが多いため、公務員試験の面接の前に場数を踏むことができます。あまりよくない言葉ですが“練習”になるのがメリットです。
面接形式の違いに注意
公務員試験の面接は、コンピテンシー型の試験ですので、民間企業とはあり方が違います。
あくまでも場数ということのみのメリットになると思います。
メリット②
もう1つのメリットは、もし公務員試験が残念な結果に終わった場合に、「行き先がある」ということです。公務員試験はそれなりの倍率のある試験であるため、大学4年生で受験して、どこにも合格できなかった、ということもあり得ます。そうしたとき、民間企業に就職する道があると、気持ちに余裕ができます。
メリット③
大学を卒業してすぐ民間企業に就職し、その年の春~夏に公務員試験を受験する人もいます。公務員浪人ではないため、キャリアに穴ができないというメリットもあります。
ただ、公務員浪人をしても10~11月採用の声がかかることもあるので、キャリアの穴といはいえ半年ほどに過ぎない点では、企業就職は大きなメリットとは言えないかもしれません。
まとめ
いずれにせよ、民間企業を併願するかどうかは、その方によります。迷っている方はどうぞご相談ください。
おわりに
ASK公務員/究進塾では、公務員の対策に関して、丁寧に指導を行っております。
◆尾川講師の授業の特徴
尾川講師の授業では、出願書類、自己PR作成、面接対策など、公務員試験に関する対策が受講できます。
文章作成では内容・表現をしっかりと固めていき、面接対策では内容をしっかりとした上で、自然な笑顔で話せるよう、授業内で何度も練習をしていきます。
受講にご興味のある方は、「無料体験授業お申込みフォーム」からお気軽にお問い合わせください。