こんにちは。ASK公務員/究進塾 編集部です。
今回は、ASK公務員のサイトへのお問い合わせの中から「国税専門官試験の面接カードの書き方について」という質問にお答えします。
◆ この記事のポイント
・面接カードの特徴
・動機の作り方
この記事は、ASK公務員/究進塾の担当、尾川直子講師の解説動画を元に作成しています。講義・講師の雰囲気を知りたい方は、ぜひ動画も併せてご覧ください。尾川講師のプロフィールはこちら。
面接カードの特徴と注意点
国税専門官の面接カードの特徴は、次の通りです。
・A4で1枚のシンプルなもの
・各項目で必要とされる字数も少ない
字数が少ないとつい抽象的な表現になりがちです。しかし、抽象的な表現だと面接官も質問しにくくなります。
具体的な表現になるよう工夫しましょう。
志望動機、受験動機の作り方
面接カードで難しいのは、やはり「志望動機・受験動機」です。
国税専門官を目指す全ての方が、会計学や簿記税法などを専攻してきたわけではありません。
ご相談内容の例
「専門的な勉強をしていませんし、税金との関わりもないので、どうやって書いていいのかわかりません」
こうしたご相談はよくあります。
尾川講師からのアドバイス私自身は国税専門官を目指したことはありませんが、仮に国税専門官を目指していたとしても、大学で専攻したのは文学と英語学です。
確かに「面接カードに書く志望動機、どうしよう」と思ってしまいそうです。
しかし、皆が皆、大学で専攻したものをきっかけとした志望動機を作る必要はありません。
国税庁のサイトには「国税庁で働くということ」というページに、次のように書かれています。
税務行政を取り巻く環境が絶えず変化し続けている中で、答えの用意されていない様々な問題に対して、それを解決していく、すなわち解を創っていくことが国税庁の仕事です。 税務行政は間口の広い仕事であり、その遂行には、税法のみならず、民事法・刑事法・経済学・会計制度に関する知識、経営マインド、リーガルマインド、リーダーシップ、語学力、交渉力といった能力、さらには歴史や国際関係に対する深い洞察や人間的魅力が必要になります。 (国税庁ホームページ「国税庁で働くということ」 より引用) |
このことから、幅広い知識を持って「解を作っていける人材」が求められているといえます。
この”解を作る”という経験は、専攻、前職がどういったものであっても、誰もが経験したことがあるものです。
「国税庁に必要とされる経験を積んだのだ」
と自信を持ってください。その上で、
「税を徴収する仕事にどのような意味を感じているのか」
ということを考えてください。
志望動機の考え方
例えば、
「通っていた公立高校にエアコンが設置された」
「親戚が難病にかかったときに、医療費助成制度の恩恵を受けた」
このような、行政から何らかのプレゼントがあった思い出がありませんか?
そのプレゼントの原資となっているのが「税金」です。
もちろん、税金の中には地方税もあります。全ての税金を国税専門官が徴収しているわけではありません。
しかし、国税専門官が税を徴収しなければ、そうしたプレゼントはあり得ません。
このような自らの経験に引きつけて、税を徴収する意義を深めていくと、良い志望動機になっていくでしょう。
おわりに
ASK公務員/究進塾では、公務員の対策に関して、丁寧に指導を行っております。
◆尾川講師の授業の特徴
尾川講師の授業では、出願書類、自己PR作成、面接対策など、公務員試験に関する対策が受講できます。
文章作成では内容・表現をしっかりと固めていき、面接対策では内容をしっかりとした上で、自然な笑顔で話せるよう、授業内で何度も練習をしていきます。
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