こんにちは。ASK公務員 究進塾です。
今回は、特別区人事面接で求められる3分間プレゼンテーションにでの話し方について、特に「声の大きさ」についてお伝えします。
◆ この記事のポイント
・大きな声を出す練習
・滑舌の悩みを解決する練習
この記事は、ASK公務員究進塾の担当、尾川直子講師の解説動画を元に作成しています。講義・講師の雰囲気を知りたい方は、ぜひ動画も併せてご覧ください。尾川講師のプロフィールはこちら。
面接環境と声の大きさ
特別区の人事院面接は、2021年度までは大田区産業プラザ、2022年度はホテルの客室で行われました。
ホテルは個室で「落ち着いて話せた」という声を受講生から聞きましたが、産業プラザだとパーテーションで区切られただけのため、どうしても隣の病室の声が入ってきます。
隣で何を話してるかについてはわからなくても、何かを話している音はするわけです。
パーテーションで区切られた会場の場合、静かな環境ではないので、それに負けないような大きな声で発声していく必要があります。
3分間プレゼンテーションの練習方法
尾川講師の授業では、3分間プレゼンテーションの原稿が完成した時点で、その原稿を見ながら講師がプレゼンテーションをし、受講生がそれを聞きます。
そこで言い回しなどがおかしかったり、アナウンスしにくかったりした場合、原稿を訂正し、話しやすい文章に変えます。そして受講生が原稿を見ながらプレゼンテーションをします。
この時点で大きな声が出ていれば問題ありませんが、大きな声が出ない場合、簡単な発声練習をしています。
声を大きくするために
①腹式呼吸
声を大きくするための第一歩が腹式呼吸です。完璧にマスターしようと思うと時間がかかるので、簡単なもので大丈夫です。練習しましょう。
「腹式呼吸」とは、鼻から吸った息を口から吐いていく呼吸です。
①立って足を少し開き、手をお腹の上に乗せる
②鼻から息を吸う(一瞬で吸う)
↳お腹が硬くなって息が入った分、お腹が膨らんだことを手で感じられたら、息がお腹に入ったお腹に到達したということです。
③息を口からゆっくり吐く
↳お腹に置いた手でお腹が緩んだことを実感できれば、息をきちんと吐けたということです。
☆声を乗せてみる
息を吐くときに音を乗せていきます。ゆっくり息を吐いていくときに「あー」っていう声を乗せていきます。このとき、少し高めの声を意識しましょう。これが腹式呼吸による発声です。
このときに声を飛ばしていく対象を意識します。5mぐらい先を対象として設定し、そこに向かって声を飛ばすイメージです。これで声の大きさは改善されると思います。
それでも大きな声が出ないという方はご相談ください。
②滑舌練習
よく問い合わせがあるのが「滑舌が悪いのですが、どうしたら良いのですか」という質問です。簡単にアドバイスするなら「あ、え、い、う、え、お、あ、お」という練習です。
先ほどの腹式呼吸を使って、息を吐いていくときに「あ、え、い、う、え、お、あ、お」というふうに言ってみます。
このとき、「う」と「お」の音の開け方を、しっかり縦にすることをおすすめします。私たちは笑いながら話すので「あ」「え」「い」と口を横に開ける音は比較的出しやすいです。しかし「う」と「お」の音は、縦に開ける音なので意識が必要です。
この「縦に開ける音」と「横に開ける音」のコンビネーションができて、開けるべき口のポジションが決まってくれば、音と音が癒着することがなくなります。そうすると滑舌が良いと言われる発声になります。
「美味しいご飯はお米の粒が立っている」と言われますが、発生に関しても音の粒を立てていくというイメージです。
この「あ、え、い、う、え、お、あ、お」も、
①「あー、えー、いー、うー、えー、おー、あー、おー」と長く言ってみる
②「アッ、エッ、イッ、ウッ、エッ、オッ、アッ、オッ」とスタッカート気味に切ってみる
こうした練習も効果的です。
母音の「あ、え、い、う、え、お、あ、お」の次に、
「か、け、き、く、け、こ、か、こ」
「さ、せ、し、す、せ、そ、さ、そ」
など、他の行でも練習してみましょう。
おわりに
ASK公務員究進塾では、公務員の対策に関して、丁寧に指導を行っております。
◆尾川講師の授業の特徴
尾川講師の授業では、出願書類、自己PR作成、面接対策など、公務員試験に関する対策が受講できます。
文章作成では内容・表現をしっかりと固めていき、面接対策では内容をしっかりとした上で、自然な笑顔で話せるよう、授業内で何度も練習をしていきます。
受講にご興味のある方は、「無料体験授業お申込みフォーム」からお気軽にお問い合わせください。