こんにちは。ASK公務員/究進塾 編集部です。
ASK公務員のサイトにお問い合わせ頂いた質問にお答えするシリーズです。今回は、「高卒でも公務員になれる?」という質問に、小論文・面接対策担当の尾川講師から回答を頂きました。
高卒でも公務員になれますか?
結論から言うと「なれます」。
募集要項に「高卒程度」と表記があるところはもちろん受けられます。しかし、高卒での募集の場合は年齢制限が厳しい自治体が多いため、募集要項でチェックすることが必要です。
特に人気のある「特別区」について
今回は、特に人気のある特別区の事務に絞って、解説を進めます。
特別区の場合はⅢ類という試験区分があります。受験資格がある人は、令和6年度の採用試験の場合であれば「平成 15 年 4 月 2 日から平成 19 年 4 月 1 日までに生まれた人」となっています。西暦でいうと2003年4月2日から2007年4月1日です。
つまり、令和6年度(2024年度)時点で17歳から21歳の人、高校3年生から高校を卒業して3年目までの人、ということです。
ただし、この年齢制限に引っかかる場合は、Ⅰ類を受験することを考えてみてください。令和6年度の受験資格は平成5年4月2日から平成15年4月1日までに生まれた人となっています。西暦で言うと、1993年4月2日から2003年4月1日までとなっています。ですからⅢ類を受けられなくなってもすぐにⅠ類に切り替えることができます。
一般的には
・Ⅰ類は大卒以上
・Ⅲ類は高卒程度
となっていますが、厳密には年齢制限があるだけで学歴による区分はありません。
これは、経験者採用や就職氷河期世代採用、障がい者を対象とする採用に関しても同様で、受験資格は年齢であって学歴ではありません。
ただし、福祉・心理・衛生監視の衛生・保健師といった区分での受験は福祉であれば社会福祉士、児童指導員、保育士といった資格、心理であれば心理学科卒業などの条件がありますので、高卒での受験は難しくなります。詳しくは、募集要項でご確認ください。
おわりに
ASK公務員/究進塾でも毎年、高卒の方や大学を中退された方が入塾され、大卒の方と同じように試験を受け合格されています。特別区の場合は、高卒の方であっても、大卒の方と同じチャンスがあるわけです。ぜひチャレンジしてください。
特別区以外の自治体や国家公務員の試験については、また別の記事での解説となります。
ASK公務員/究進塾では、このような書類の添削だけでなく、それをもとにした自己紹介の仕方、自己PRの作り方などについても指導していますので、お困りの方は、「無料体験授業お申込みフォーム」から、お気軽にお問い合わせください。
◆尾川講師の授業の特徴
尾川講師の授業では、出願書類、自己PR作成、面接対策など、公務員試験に関する対策が受講できます。文章作成では内容・表現をしっかりと固めていき、面接対策では内容をしっかりとした上で、自然な笑顔で話せるよう、授業内で何度も練習をしていきます。
この記事は、ASK公務員/究進塾の担当、尾川直子講師の解説動画を元に作成しています。講義・講師の雰囲気を知りたい方は、ぜひ動画も併せてご覧ください。尾川講師のプロフィールはこちら。