皆さんこんにちは。ASK公務員/究進塾 編集部です。
特別区の人事院面接で求められる3分間プレゼンテーションでの話し方について、特に「抑揚の付け方」について解説します。
「話し方」についての関連記事⇒【特別区3分プレゼン】言葉遣いで印象が決まります
◆この記事のポイント
・抑揚はどうやってつけるのか
・どこに抑揚をつけたらいいのか
この記事は、ASK公務員/究進塾の担当、尾川直子講師の解説動画を元に作成しています。講義・講師の雰囲気を知りたい方はぜひ動画もご覧ください。尾川講師のプロフィールはこちら。
3分プレゼンの課題
特別区の3分間プレゼンテーションでは、パワーポイントなどを使うわけではありません。
したがって、面接官は皆さんの音声表現だけで、内容を把握しなくてはいけません。もちろん面接カードは面接官の手元にありますが、面接カードには250字しか書かれていませんので、面接官としても概要しか掴めないのです。
しかもプレゼンテーションは3分間あります。3分というのは、短い時間ではありません。面接官を退屈させない話し方が求められます。
そこで大事なのは、一本調子にせず、抑揚をつけるということです。
抑揚の付け方
強調のやり方
話の流れとしては、
挨拶 :「それではこれからプレゼンテーションを始めます」
最初の話題:「初めに特別区を志望した動機についてお話します」
というように話すと良いのですが、この1文の中なら動機にあたる部分を強調します。
強調するとは?
強調したい箇所は、次のことを意識して話しましょう。
・高めの声
・大きめの声
・ゆっくりめのテンポ
そして動機を話し始めるときに1秒ほどポーズをとります。
「初めに、特別区を志望した動機についてお話します。(間)それは住民の方と…」
このように、ポーズをとります。これは「チェンジオブペース」というテクニックです。
強調する箇所
では、どこを強調するといいのかと言いますと、まずは皆さんが訴えたいところです。
次に、固有名詞と数字です。固有名詞というのは人名や地名ですが、特別区のプレゼンテーションで人名を言うことはまずありません。ここで登場するのは、次のような固有名詞です。
・部活動で出場した大会の名称
・コンクールの名称
こういう名称は聞き取りにくいので、「高め、大きめ、ゆっくりめ」で発声すると、面接官もメモしやすくなります。
ゼミナールのことを話す際にも、「憲法のゼミナールでは」という強調よりも、「憲法のゼミナールでは」と強調する方が、聞いている方がわかりやすくなります。
数字に関しても同様で、「東京都でベスト32に入ることができました」とサラッというのと、「東京都で、“ベスト32”に入りました」と「32」の数字を強調するのでは、面接官に訴える効果が違います。
↓実際に聞いてみてください。該当箇所から動画が再生されます。
ただテクニックがいくらあっても、内容が浅かったり薄かったりすると意味がありません。
原稿をしっかり作った後に、おまけとしてこういうテクニックを使ってみることをおすすめします。
おわりに
ASK公務員/究進塾では、面接対策、論文対策など、丁寧に指導を行っております。
◆尾川講師の授業の特徴
尾川講師の授業では、出願書類、自己PR作成、面接対策など、公務員試験に関する対策が受講できます。
文章作成では内容・表現をしっかりと固めていき、面接対策では内容を充実させた上で、自然な笑顔で話せるよう、授業内で何度も練習をしていきます。
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