高卒で目指せる国家公務員の仕事とは?一般職試験・税務職員採用試験をわかりやすく解説!
「高校を卒業してすぐに国家公務員になるのは難しいのでは?」と考える方もいるかもしれません。ですが、実際には高卒者向けの国家公務員採用試験があり、例年多くの方が合格して公務員として活躍しています。
この記事では、国家公務員一般職(高卒者試験)と税務職員採用試験について、試験日程や内容、倍率、配点などを表を使ってわかりやすくご紹介します。
この記事の目次
1.国家公務員一般職(高卒者試験)とは?
(1)令和7年度試験日程
区分 | 日程 |
---|---|
受付期間 | 6月13日(金)9:00 ~ 6月25日(水) |
第1次試験 | 9月7日(日) |
第1次合格発表 | 10月9日(木)9:00 |
第2次試験 | 10月15日(水)~ 24日(金) |
最終合格発表 | 11月18日(火) |
※詳細な受験資格などは必ず人事院の公式サイトをご確認ください。
第1次試験に合格したら、官庁訪問を行い、第2次試験にも合格する必要がありますので、希望の官庁について情報をこまめにチェックしておきましょう。
(2)採用予定人数と倍率
令和7年度は、「事務」区分で約1,470名の採用が予定されています。地域によって人数は異なりますが、全国的に多数の採用が見込まれています。
令和6年度の倍率(関東甲信越地域)は約2.5倍で、合格者よりも不合格者の方がやや多い状況でした。比較的現実的な目標として取り組める試験です。
(3)試験内容と配点比率
試験種目 | 内容 | 時間 | 配点比率 |
---|---|---|---|
基礎能力試験 (多肢選択式) |
知能分野(文章理解・数的処理など)+知識分野(自然・社会など)計40題 | 90分 | 4/9 |
適性試験 | 事務処理能力を測るスピード検査(120題) | 15分 | 2/9 |
作文試験 | 課題に基づく作文(1題) | 50分 | 1/9 |
人物試験 (個別面接) |
人柄・対人能力等の評価 | - | 2/9 |
2.税務職員とは?
税務職員は、税務署などで国税の調査や徴収業務に従事する国家公務員です。採用後は税務大学校で1年間の研修(全寮制)を受け、その後、各地の税務署に配属されます。
(1)令和7年度試験日程
区分 | 日程 |
---|---|
受付期間 | 6月13日(金)9:00 ~ 6月25日(水) |
第1次試験 | 9月7日(日) |
第1次合格発表 | 10月9日(木) |
第2次試験 | 10月15日(水)~ 24日(金) |
最終合格発表 | 11月18日(火) |
(2)採用予定人数と倍率
令和7年度の税務職員の採用予定人数は全国で701名です。地域によっては倍率が高くなる傾向もありますが、全体としては約2〜3倍の水準です。
令和6年度の税務職員受験倍率については、以下の通りです。
沖縄地域の受験倍率が7.3倍と高かったものの、他地域は概ね2〜3倍程度でした。
(3)試験内容と配点比率
試験種目 | 内容 | 時間 | 配点比率 |
---|---|---|---|
基礎能力試験 | 知能+知識分野(計40題) | 90分 | 5/10 |
適性試験 | スピード検査(120題) | 15分 | 2/10 |
作文試験 | 課題に基づく作文(1題) | 50分 | 合否判定のみ |
人物試験 | 面接 | - | 3/10 |
身体検査 | 一般内科系中心 | - | 合否判定のみ |
3.まとめ
高卒者が国家公務員として安定した職を得るためには、国家一般職または税務職員の採用試験が大きなチャンスです。
どちらの試験も、筆記だけでなく人物評価も重視されるため、早めに準備を始めることが大切です。志望官庁の業務内容を理解し、面接対策や作文練習を重ねて本番に備えましょう。
皆さんのチャレンジを心から応援しています!