東京で働きたいということで就職を機に地方から上京してくる人も多いのは事実です。
公務員試験の受験生の中にも今は地方に住んでるけど、働くなら東京がいいなと思っている人もいるかと思います。
そんなとき、受験先として検討するのがほとんどが東京都か特別区でしょう。
これらは他の国家公務員や地方上級などと日程が近く、大卒レベルの受験者が多く受けるので何となく東京の公務員といえばこの辺だろうという風潮があります。
特に地方出身者であれば東京=23区というイメージがあるかと思いますが、東京には23区以外にも39の市町村があ東京はとっても広いわけですが、ほとんどの人は東京の市部については知らないでしょう。
この記事の目次
なぜ東京の公務員がいいのか
東京の公務員として働したい理由はなんでしょうか?
何となく東京がいい、やっぱり日本の中心だし大きなことができそう、○○区で働きたい等々、理由は人それぞれだと思いますが、もしどうしても都庁や○○区がいい!というのでなければ東京の市部も検討してみてはいかがでしょうか。
といっても東京都は横長の地形であるため、都心から東京の最西端まで行くには2時間以上かかります。東京都なんて都庁が新宿にあるだけで広大な東京のどこに配属されるか分からないというリスクがあります。
ですので、ここでは都心にもアクセスが良く、それなりに栄えており東京で働いているという自尊心を満たせるところを私の独断と偏見で紹介していきます。
武蔵野市
武蔵野市という名前は聞き慣れない人も多いかと思いますが、住みたい街ナンバー1の吉祥寺がある街であり、非常に栄えており買い物にも何不便もないため東京で働いているという自尊心を十分に満たせる街でしょう。
中央線を中心とした商業地が形成されており、新宿まで15〜20分程度とアクセスもよく市部の中では最も利便性の高いところであり、23区にも十分方を並べることができる唯一の自治体ではないでしょうか。
ただし、公務員試験は非常に難関であり、4次試験まで実施された後に理事長面接まであるという鬼畜っぷりですので、いかに人気が高いのかがよくわかります。その分優秀な人が多いのでしょうね。
http://www.city.musashino.lg.jp/jinji_saiyo/saiyo/017386.html(参考。武蔵野市平成26年度採用試験実施結果)
三鷹市
三鷹市は先ほどの武蔵野市に隣接しており、吉祥寺の南側は三鷹市となっています。有名な井の頭公園やジブリ美術館は三鷹市にあり、三鷹駅前もそこそこ栄えており、利便性が高いわりには緑も多く人気のエリアです。
三鷹市は結構面積が広く、駅前以外は閑静な住宅街になっており、電車でのアクセスがあまりよくないため南北のバスが発達しているという特徴があります。
公務員試験は4次試験まであるため、武蔵野市同様難関となっているため筆記試験よりも面接対策を重視していく必要があるでしょう。
http://www.city.mitaka.tokyo.jp/c_service/040/040789.html(参考。三鷹市平成26年度採用試験実施結果)
調布市
調布市は三鷹市の南、世田谷区の西に隣接しており、調布駅には新宿から特急で15分ほどでいくことができます。
特に地方の方だと調布市のことを知っている人は少ないかと思われますが、あのゲゲゲの鬼太郎の作者、水木しげる氏が長年住んでおり、ゲゲゲの女房の撮影地があるなど、駅前の商店街もエブジェがあるなど何かと鬼太郎で有名な街です。
意外と商業施設も豊富にあり、少し駅から離れると畑があったりと適度な田舎感もあるため先に挙げた武蔵野市や三鷹市よりも物価が安いので働くにも住むにもいいところだといえます。
公務員試験は3次試験までですが採用数が少ないので、こちらもそこそこ難関な試験となっています。
http://www.city.chofu.tokyo.jp/www/contents/1399532843211/index.html(参考。調布市平成26年度採用試験実施結果)
まとめ
これらの市は都心に近く人気があり、採用人数も少ないので倍率は高めです。また、市特有の面接重視の傾向が顕著であるため、筆記はダメだけどコミュニケーションには自信があるっていう人にはいいでしょう。難易度的には特別区のほうが簡単だと思いますが、こういう視点もありますよということで紹介してみました。