公務員試験情報をリアルタイムで得るお勧め方法4選! | ASK公務員 - 個別指導/論文・面接カード添削の公務員試験対策塾

公務員試験情報をリアルタイムで得るお勧め方法4選!

  • 2024年12月9日
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宮園 啓介
大学卒業後から、大手資格予備校、高校、大学において公務員試験対策に携わり、今まで多くの国家公務員、地方公務員合格者を輩出。自身の公務員試験合格経験に慢心せず、刻々と変化する試験傾向の分析を丁寧に行い、「出そうなところを確実に仕留める」指導をモットーとする。

【主な指導科目】
教養試験;数的処理・文章理解・人文科学・社会科学
専門試験;経済学(ミクロ、マクロ、財政学など) 、行政系(政治学・行政学・社会学)
人物試験;面接・小論文

1.はじめに

公務員試験と一口にいっても、国家公務員、地方公務員に大別され、そこからさらに機関や職種、自治体ごとなど多岐に渡っています。その1つ1つの試験情報を得る際に、もっとも大事なのは、募集している機関のホームページを見ることです。

ただこの場合、「自分が知らなかっただけで、近隣の自治体も募集していた!」や、「こういった公務員試験種もあるのか。この職種ならチャレンジしたかった」など、自身の知見を広げる形で、試験情報を得ることは難しいかなと思います。

そこで、本記事では、公務員試験情報のポータルサイトでお勧めなものを4つ紹介します。これを通じて、リアルタイムで公務員試験情報を得られるようにしましょう。

なお、試験科目や勉強法のアドバイスなどは、本ブログ(ASK公務員)などで色々言及していますので是非、いろいろな記事をご覧ください。

2.お勧めポータルサイト1~「KoumuWIN!」~

お勧めのポータルサイトの1つ目は、「KoumuWIN!」https://koumuwin.com/)です。このサイトでは、国家公務員※1・地方公務員※2・準公務員※3の採用試験日程や、各求人に関する募集職種などを一覧表にまとめています。

(※1)府省庁、国会、裁判所などの正職員
(※2)都道府県、市町村、一部事務組合などの正職員
(※3)独立行政法人、国公立大学法人など外郭団体の正職員

お勧めの理由は次の3つです。

■1つ目は、トップ画面は締め切り順に公務員試験募集をお知らせしてくれており、一次試験日も載せてくれていることです。応募を急ぐべき試験種がこれによって分かるため、スケジュールが立てやすいです。

■2つ目は、検索能力が非常に高いことです。ブラウザ画面でいうと、右上に虫眼鏡があり、クリックすると詳細検索ができます。このとき、「組織種」「職種」「学力/学歴」「経験者/障害者」「特徴」などを、直接入力せず、タブから選ぶだけで、色々検索できます。そのため、多様な公務員試験を見つけることが容易です。

実際、私が指導した受講生さんも、とにかく心理職に就きたいという方でしたが、これを使うことで、日本全国の心理職募集の公務員試験を探せて、併願戦略を容易に立てられたと言っていました。

■3つ目は、関係するURLに直接飛んでくれるという点です。公務員試験のポータルサイトは色々ありますが、募集機関のトップページにしか飛ばないものも割と多くありますが、「KoumuWIN!」は、募集情報のページにいきます(ただし、興味ある組織をクリックし、そこの「要項」と書いてあるところをクリックした場合という意味です)。

ということで、素早く、色々な条件で募集中の公務員試験を探せて、その詳しい情報も機関の採用ページのリンクがあることで容易に得られるというのが、「KoumuWIN!」です。以下に紹介する「公務in」や「公務comcom」のように採用先の情報がここのページでそこまで分からないところはありますが、網羅性でいうと2024年12月現在一番といえるかなとは感じます。

3.お勧めのポータルサイト2~「公務in」~

お勧めのポータルサイトの2つ目は、「公務in」https://koumu-in.jp/)です。

「公務in」は、地方自治体の公務員情報を探す上で向いています。トップ画面からスクロールしますと、「都道府県から探す」や「資格から探す」がありますので、どちらかを用いて具体的な自治体の募集状況を知りましょう。

「公務in」のお勧めポイントは2つあります。

■1つ目は、求人サイトのような作りで、募集自治体のことが「公務in」内で詳しく分かることです。具体的には、「試験・求人の募集情報」「応募方法」「メッセージ」の他に、「自治体・団体様の情報」まで、一括で掲載されています。さらに、従業員数や平均年齢、女性職員の比率や前年の採用人数や競争倍率などが可視化されている場合もあり、募集状況だけでなくその募集期間自体が分かる点はありがたいでしょう。

■2つ目は、登録なしで「お気に入り・閲覧履歴」をクリックすれば、自身が興味を持ったり、見てきたりした求人を振りかえることができる点です。いろいろ検索した後で、「さっきの良いなと思ったの、どこだっけ?」とならないのはお勧めと言えるでしょう。

なお、「公務in」は自治体が費用を出して求人広告を出しています。つまり、リクナビとかマイナビ、DoDAの公務員版のような形ということです。そのため、ここに出稿していない自治体は載っていないといえますので、上に挙げた「KoumuWIN!」よりも、募集掲載件数は少ない点は注意しましょう。

4.お勧めのポータルサイト3~公務comcom~

お勧めのポータルサイトの3つ目は、「公務comcom」https://koumucomcom.com/index.php)です。

こちらも、2で取り上げた「公務in」と同様、地方自治体募集に特化したポータルサイトといえます(一応、検索欄に国家もついていますが、ほとんど検索が出てきません)。

「公務comcom」のおすすめポイントとしては、次の2つです。

■1つ目は、「一次試験内容」で絞ったり、自身の年齢で絞ったりといった検索も可能ということです。自分が対策していることで併願できるところを探したり、社会人の方で転職で探したりするときには楽でしょう。もちろん、募集試験種やエリアでも検索できるのですが、それに加えてということです。

■2つ目は、検索した自治体をしっかり知ることができるページがあるということです。まず、検索した一覧を見ると、一次試験で何が問われる自治体なのかが一目瞭然です。そして、自治体名をクリックすると基本情報と採用のURLがあります。そのため、「公務in」のような自治体情報と、「KoumuWIN!」のような採用のURLがここから得られるというわけです。

ただ、「公務comcom」も、基本的には自治体がこのサイトに登録する形で情報が発信されるため、「KoumuWIN!」のような網羅性はなく、23年から運用されたサイトのためか「公務in」よりも掲載数が少ないという短所があります。

長所短所を理解して使いましょう。

5.お勧めのポータルサイト4~公務員試験情報こむいん~

お勧めのポータルサイトの4つ目は、「公務員試験情報こむいん」https://comin.tank.jp/)です。

「公務員試験情報こむいん」のお勧めポイントは次の2つです。

■1つ目は、検索が細かくできることです。トップページの上部に虫眼鏡で「国家 検索」「地方 検索」というところがあり、クリックすると、自身の年齢・職種・経験者か・障害者か・任期付きかなどを選べます(地方の検索は地方自体を選べます)。

■2つ目は、掲示板機能があることです。掲示板の書き込みによって、リアルタイム性が向上している点です。

ただ、「公務員試験情報こむいん」はダイレクトに採用先のURLへいくだけで、このサイト内で、募集時期や一次試験日や内容が分かるわけではないところが難点と言えます。とはいえ、「公務in」や「公務comcom」よりは検索数が多いことは、たくさんの募集状況を知りたい人には良いでしょう。

6.おわりに

今回は、公務員試験情報を検索できるポータルサイトのお勧めを4つ紹介しました。とにかく、募集を今現在しているものを知りたい場合は、「KoumuWIN!」か「公務員試験情報こむいん」が望ましくなり、求人サイトのように自治体情報を得たい場合は「公務in」、「課す試験内容から判断したい」の観点なら「公務comcom」といった形になります。

使用目的を考えながら、効果的に利用し、受けたい公務員種に色々チャレンジするようにしましょう。

究進塾では、公務員試験の受験相談を随時受けつけています。ポータルサイトを検索し、受験計画を立てようと思っても迷うことなどがあればお気軽にご相談ください。

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大学卒業後から、大手資格予備校、高校、大学において公務員試験対策に携わり、今まで多くの国家公務員、地方公務員合格者を輩出。自身の公務員試験合格経験に慢心せず、刻々と変化する試験傾向の分析を丁寧に行い、「出そうなところを確実に仕留める」指導をモットーとする。

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