地元以外の自治体受験のポイントは?志望動機に書くべき内容も紹介!(心構え編) | ASK公務員 - 個別指導/論文・面接カード添削の公務員試験対策塾

地元以外の自治体受験のポイントは?志望動機に書くべき内容も紹介!(心構え編)

  • 2024年4月27日
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ASK公務員 編集部
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1.はじめに

地元以外の地方自治体を志望するとき、「地元出身でないことが不利に働くのではないか」「地元でない自治体を志望する理由をどう説明するか」と悩む人も多いのではないでしょうか。
地方公務員の仕事内容は地域に密着しているため、生まれ育った土地で働き、貢献したいという理由で地元の自治体を志望するのは自然な流れです。

しかし、「生まれ育った土地だから」という理由だけでは志望動機に厚みがなく、説得力は十分とは言えません。

地元でも、地元でなくても、具体的な志望動機と自分の魅力をしっかり伝え、採用側を納得させられる説明をすることが大切です。

本記事では、地元以外の自治体を志望する人に向けて、自治体を選ぶポイントや志望動機に書きたい内容について解説します。
ぜひ参考にしてください。

2.地元以外の自治体を検討するときのポイント

まずは地元以外の自治体を選ぶときに気をつけたいポイントを3つ紹介します。

その自治体を訪れた経験があるか

訪問したことがある自治体であれば、街並みや自然環境を実際に見ているため、地域の特徴や課題が目につきやすいです。地域の特徴や課題を知れば志望動機に結びつけられたり、自分の携わりたい仕事をイメージしやすくなります

また、地域によって生活スタイルや風習は大きく異なります。ひとつの地域にしか住んだことがない人は、他の地域に行くとその違いに驚くことも多いかもしれません。文化や雰囲気などを体感しておけば、地元以外の自治体で公務員として働くときの心構えができるはずです。

その自治体に魅力を感じられるか

「ここで働きたい」という強いモチベーションを感じられるかどうかは、志望する自治体を決めるうえで大きなポイントです。

自治体や地域に愛着を持つことができれば、自然と住民のために尽くそうという気持ちが起こり、良質な行政サービスの提供につながります。社会人になると1日の大部分を仕事に費やすことになるので、前向きな気持ちで仕事に取り組めるかは人生の質(QOL:Quality Of Life)にも関わってきます

充実した公務員生活や私生活を送るためにも、意欲を持って働ける場所かどうか見極めましょう。

そこで実際に生活できるか

地元ではない土地に就職する場合、物理的に実家から通うのが難しい人が多いはずです。そうなると就職した自治体やその周辺に引っ越して暮らすことになるので、その土地での生活をイメージしておく必要があります。

なかでも家賃や食費などの生活費を見積もっておくことは重要です。家賃補助や交通費などがどの程度支給されるのか、官舎(職員住宅)はあるのか。そして収入と支出のバランスはどうかなど、具体的な金額で計算してみることをおすすめします。

また、移動に車が必要な地域か、自分の趣味やリフレッシュをする場があるかなど、プライベートについても想像してみてください。実際に住みはじめてから、「こんなはずじゃなかった」といったギャップを小さく抑えることができます。

3.志望動機に書きたい4つのポイント

ここからは地元以外の自治体を受験する際の志望動機について、4つに分けて解説します。
具体性のある説明をしつつ、熱意が伝わるような志望動機を作成しましょう。

その自治体に興味を持ったきっかけ

「興味を持ったきっかけ」は、地元以外の自治体を受験するときに、特にしっかりとした説明を用意しておきたいところです。

例えば、観光で訪れた際のよい思い出、地域の文化や伝統に惹かれた経緯など、実際にその自治体に足を運んで得た経験を具体的に書きましょう。

「地域社会に貢献できる」「仕事の規模が大きい」といった公務員全般に当てはまる理由ではなく、自分の体験をもとにした「オリジナルのきっかけ」を説明すると、採用側の印象に残りやすいです。

その自治体を志望する理由

興味を持ったきっかけを述べたあとは、なぜ志望するに至ったか理由を説明しましょう。
このとき、自分が注目している自治体の特徴や課題を具体的に挙げることを意識してください。具体例を出すことで、その自治体に関心を持って調べていることや課題解決への意識が伝わり、志望動機の説得力が増します。

もし、仕事内容だけでなく新しい環境で働くこと自体が志望理由のひとつであれば、腰を据えて長く勤めたい意志があることを伝えておくのもいいでしょう。

携わりたい仕事

行政の仕事は多岐にわたります。自分の強みを生かせるような仕事や関心のある分野を具体的に述べて、携わりたい仕事内容を明確に伝えましょう。

もちろん希望通りの配属先となるとは限りません。特に行政職はさまざまな部署に配属される可能性があるので、特定の業務や分野に固執し過ぎた志望動機は好ましくありません。

しかし、携わりたい仕事を具体的に述べることで、仕事への熱意や真剣に向き合う気持ちを伝えることができます

仕事に活かせる自分の強み

長所や得意分野を具体的に示し、どのように役立てるかをしっかりアピールしましょう。

自分の強みと仕事がどのようにマッチするか説明することで、その自治体を志望する理由にも厚みが増しますし、熱意やモチベーションも伝わりやすいはずです。

また、採用側が応募者の長所や得意分野を事前に把握できれば、仕事の適性を判断する材料になります。配属先などでのミスマッチが起こりにくくなり、スムーズな公務員生活のスタートが期待できます。

4.まとめ

公務員採用試験において地元出身でないことが不利に働くことはなく、基本的には能力や人物像で公平に判断されると考えられます。

採用側に納得感を与えられる筋の通った志望動機であれば、地元出身でなくても問題はありません。

説得力のある志望動機を作成するためにも、募集要項やホームページを読み込む、説明会やインターンシップに参加する、実際に街を歩いて観察するなど、自治体への知識を深めることが大切です。

自分の経験から得た気づきを盛り込み、説得力のあるオリジナルの志望動機をぜひ作成してみてください。

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