特別区経験者採用試験の面接対策方法について詳しく解説 | ASK公務員 - 個別指導/論文・面接カード添削の公務員試験対策塾

特別区経験者採用試験の面接対策方法について詳しく解説

  • 2022年5月19日
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ASK公務員 編集部
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特別区試験の対策方法に関する情報は、一般的にはI類採用試験についてのものが多いので、経験者採用試験の情報収集をされている方は大変ではないでしょうか。

今回の記事ではそのような課題を感じている方へ向け、特別区経験者採用試験の面接についてお伝えいたします。

今回の記事を読んでいただくことで、

  • 特別区経験者採用試験の面接についての概要
  • 特別区経験者採用試験の面接の対策のステップ

これらのことがわかります。

※面接の方式は見直される可能性があるため、必ず最新の要項を確認するようにしてください

特別区経験者採用試験の面接の形式について

特別区経験者採用試験の面接には、人事委員会が実施する面接と、各区が実施する面接があります。

どちらも特別区職員として働くためにはクリアしなければならない関門ですが、内容は大きく異なります。

人事委員会面接について

特別区試験の人事委員面接とは、筆記試験をクリアした人が受けられる、23区一括で行われる面接試験です。

人事委員会面接は、現在は面接回数が1回のみで、大田区にある産業プラザPioで実施されます。

会場は個室ではなくブース式になっており、雑音の多い環境で面接をすることになります。

面接は事前に提出する書類(履歴書、職務経歴書、面接カード)の内容を参考に行われます。

区面接について

区面接とは、人事委員会面接に合格した人が受けられる、各区で行われる採用面接のことです。

区面接は面接に呼ばれた区に行くことになるのですが、必ずしも希望の区に行けるわけではなく、人事委員会の合格者名簿の合格順位を参考にどの区に割り振られるかが決まります。そのため、希望の区に行きたいのであれば、人事委員会試験をなるべく高い順位で合格する必要があります。

区面接の内容は区によって様々であり、個別面接だけではなく、集団面接やグループディスカッションやプレゼンテーションを課せられることもあります。

区面接で合格すればそこで採用内定、不合格の場合は別の区から呼ばれるのを待つことになります。

なお、経験者採用2級職に関しては、区面接も1発勝負であり、不合格になった場合他の区の面接を受けられるということはありません。

とはいえ、経験者採用2級職の区面接は意思確認の場として位置づけられており、不合格になる恐れはほとんどないようです。

特別区経験者採用試験の面接対策

次に、特別区経験者採用試験の面接対策をご紹介します。

特別区経験者採用試験では、I類採用試験よりも面接対策としてやるべきことが多いので、注意してください。

やるべきこと及び注意すべきポイントは、以下の4つです。

なるべく早めに対策を始める

公務員試験の面接は筆記試験後から始めればいいと言われることが多いですが、実際はそれでは手遅れになるケースが多いです。

民間企業に勤めコミュニケーション力が高い方や、面接が得意な方は「公務員の面接くらい余裕」だと思っている人もいますが、民間企業と求められるものが違うので、しっかりと対策に時間をかける必要があります。

目安としては、当然早いに越したことはありませんが、遅くとも人事委員会面接の半年前からは面接対策を始めた方が良いでしょう。なぜなら、申し込みの段階で職務経歴書の提出が必要になるからです。

職務経歴書の作りこみは面接対策の知識が必要になる部分があるため、そのためにもやはり面接対策はなるべく早く始めるべきです。

公務員試験用面接対策の本を読む

特別区経験者採用試験を受験されるということは、過去に民間企業の面接を突破されているはずですが、それでも公務員試験用面接対策の本を一読することをおすすめします。それは、民間企業と公務員試験の面接は問われる内容や、見られる内容に違いがあるからです。

とりあえず本の内容を1冊分しっかりと体得し、あとは練習やフィードバックを通じて改善していくのがよいでしょう。

履歴書&職務経歴書を作りこむ

前述の通り、特別区経験者採用試験では職務経歴書の提出が求められますが、面接当日までではなく、試験の申し込みの段階で提出しなければなりません。

また、履歴書はただ単に経歴だけを書けばいい訳ではなく、詳細な志望動機や自己アピールポイントまで書く必要があります。

そして、職務経歴書や履歴書は面接時に参考資料として用いられるため、これらの完成度が低いと、面接で苦戦します。

逆に言えば、これらの作りこみをきちんと済ませておけば、質問内容を自分の思い通りに誘導できるなど、面接試験を有利に進めやすくなります。

そのため、履歴書と職務経歴書の作りこみにはしっかりと時間と労力を割くことをおすすめします。

自己分析や過去に携わってきた業務のわかりやすい説明など、やるべきことは多くあります。

特に職務経歴書を作成する際は、「公務員として発揮できる強み」「転職目的の整合性」などに気をつけてください。

また、できれば第三者の添削を受けてより内容をブラッシュアップした方がいいでしょう。

ASK公務員ではオンラインにて、特別区志望者向けの面接カード添削を実施しております。不安な方はぜひご利用ください。

模擬面接を受ける

公務員試験用面接対策の本の内容をインプットし、面接試験で使用する資料の作成が済んだら、模擬面接をしましょう。

模擬面接を通じて第三者のチェックを受けることで、自分自身では気づけないことに気づける。

例えば、考え事をしている時に目線があちこちに向いてしまっていたり、発言内容に矛盾があったりということは、話している本人はなかなか気づかないものです。

しかし、これらの欠点に気づかずにそのまま面接試験本番に臨んでしまえば、合格できる可能性は当然低くなります。

公務員試験の模擬面接は、ハローワークやジョブカフェで無料で受けることができます。特にこれらの施設で働いている方は公務員が多いので、実際に試験を突破している先輩のアドバイスを聞くことができます。

ただし彼らは面接指導のプロというわけではありませんので、金銭的に余裕のある場合は、予備校などでプロ講師の指導を受けた方がいいかもしれません。

まとめ

以上、特別区経験者採用試験の面接試験の概要と、対策方法についてお話させていただきました。

特別区経験者採用試験といっても他の試験と対策方法は基本的には同じです。

面接は試験の中でのウェイトが大きいので、じっくり対策に時間を割くようにしましょう。

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