公務員試験に限らず様々な試験勉強において要不要論が出る「まとめノート」ですが、人によっては作ったほうがいいという人もいますし、はたまたそんなのは時間の無駄だと言う人もいますね。一体どちらが正しいのでしょうか?
そもそも「まとめノート」とはなんなのでしょうか?
ぼくのイメージとしては、例えば授業(講義)でやったことやテキストの内容を自分なりに重要な点をまとめたもの、という印象なのですが、もしそうであれば「まとめノート」は必要ありません。
もちろん、授業を聞いて大事な事項を板書するのは大切だと思いますがそれ以上手を加える必要はないと思っています。またテキストもすでに重要な事項がまとめられているので(今時のテキストって本当にわかりやすいですからね)わざわざ更にまとめるために貴重な時間を費やす必要はないのではないかと思います。
それよりも過去問を解く時間に費やす方がよっぽど重要です。公務員試験含め資格試験はとにかくアウトプットし、わからないところがあればテキストなり見て確認するという方法が一番効率的なのです。
でも電車内とかのすき間時間で重要なところを確認したい、という人もいるでしょう。そのような人は「間違いノート」を作ったほうがよっぽどいいかと思います。
間違いノートとはなにか?
間違いノートとは、その名のとおり「間違ったところをまとめたノート」のことで、大事なところだけどどうしても覚えられないことをまとめたものです。
たとえば、「何回過去問を解いても民法の法定地上権の成立要件が覚えられない!」という人は法定地上権の成立要件を書くわけです。
そして、「世界史のビザンツ帝国を滅ぼしたのがどこか覚えられない!」という場合でも同じノートの同じページに書いてしまいます。
そのほうがまとめて確認できますし、そもそも科目ごとにノートを分けるなんてのは科目数が多い公務員試験では時間の無駄です。
・法定地上権の成立要件→◯◯、△△、××
・ビザンツ帝国を滅ぼしたのは〜〜
こんな感じでノートに列挙していけばすべての科目をまとめて重要事項が確認できます。暗記を重視するのであればチェックペンで隠すことでより効率的に覚えることができますね。
すでにやってるって人はいいのですが、まとめノートに必死になっている人がいたら是非作ってみてください。
もちろん勉強のやり方は人それぞれですが、ぼくは何度も言ってるのですが公務員試験は時間ではなく効率です。効果の薄いものを悠長にやっている時間はありません。
公務員試験は国総を除きそれほど難しい試験ではないので、絶対に一発で合格できるよう効率を意識して勉強していきましょう!