地元ではない受験先の面接合格率を向上させる3つの方法 | ASK公務員 - 個別指導/論文・面接カード添削の公務員試験対策塾

地元ではない受験先の面接合格率を向上させる3つの方法

  • 2024年4月2日
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ASK公務員 編集部
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1.はじめに

地方公務員を目指している方の中には、「生まれ育った地元で働きたい!」という気持ちで、地元の自治体を受験する人が多くいます。

このような人は、面接において志望理由を考えやすく、その内容は面接官にとっても納得のいく回答になりやすくなります。これは、面接で高得点を得やすくします。加えて、地元愛が内定辞退の可能性を低く見積もられることになります。必然、面接という人物試験に通りやすく、人物試験が公務員試験における最終試験で課されるものであることを考えれば、最終合格がしやすいことを意味するでしょう。

では、地元でないところを受ける人は不利なのでしょうか。実はそのようなことはありません。しっかりと、正しい方向性で準備をすればむしろ面接試験の合格確率を高めることになります。本記事では、この合格確率を高める正しい準備の方向性を3点お伝えして参ります。

2.受験自治体と接点を持つ

正しい準備の方向性の第一は、受験自治体と接点を持つことです。

例えば、学生であれば、インターンシップ先として受験自治体で働く経験をしてみる、卒論などの研究のフィールドワーク先としてみる、などです。

接点を持てば、「魅力的な自治体と気づき、さらに盛り上げたいから受験した」というストーリーで面接試験の発言を準備できます。そして、このような発言は、大変志望意欲高いものとなるでしょう。なぜなら、接点の中で、自身の自治体を好いてもらい、さらに盛り上げたいと言われて悪い気はしませんし、何なら「ただ地元です」よりも、具体的に自治体への強い想いを有していると捉えられるからです。

なお、社会人の方でも接点を持つことはできます。受験自治体が開催しているイベントに参加する(ボランティアなどとして参加するなど含む)、施設を利用するなどの経験などであれば、学生のように多くの時間を割けなくても関わることが可能だからです。

ぜひ、地元外の受験の最終合格をより確実に手にしたいのであれば、接点を持つようにしましょう。

3.受験自治体の特徴的な政策を徹底的に調べる

正しい準備の方向性の第二は、受験自治体の特徴的な政策を徹底的に調べることが挙げられます。

例えば、自治体においては、公的医療保健制度の自己負担割合を下回る負担で良いという独自の子育て支援をしているところがあります(「中学生まで医療費無料」などは、家計の自己負担分をその自治体が肩代わりしています)。あるいは、自治体独自の企業振興用の助成金や補助金政策をしていることもあります。

こうした政策を徹底的に調べて、そうした政策への共感と、さらなる充実した政策に携わりたい想いを伝えるストーリーで面接試験の発言を準備すれば、志望の本気度が伝わるでしょう。

ちなみに、自治体職員になる場合、配属部署が分からないのに、そのように特定政策分野を語ることは、その分野でしか働きたくないようにみえて不利ではないかと考える方がいるようです。これについては、政策分野を上記のように、子育て支援、産業振興など複数分野探しておけば問題ありません。むしろ、1つの分野だけでなく、複数分野を探すようにしておきましょう

4.受験自治体の旬な情報を手に入れておく

正しい準備の方向性の第三は、受験自治体の旬な情報を手に入れておくことです。

例えば、面接試験ではしばしば「最近、気になったニュースは何ですか?」という問いがあります。これに対し、全国的なニュースを話すのが一般的です。ただ、ここで受験自治体の広報などにあるニュースを挙げたらどうでしょう。面接官は、「うちの自治体の事をよく見てくれているのだな」となるでしょう。

また、面接試験の最後で「何か質問がありますか」というときなどにも、受験自治体で行われていることに関する点で質問するのも有効でしょう。

このように、面接試験で問われる質問の中には、自身の受験自治体に関する知識を間接的にアピールできるものがあります。ぜひ、積極的に利用しましょう

なお、受験自治体のHPなどインターネットで手に入る情報だけでなく、図書館などへ行き、広報を閲覧するなどひと手間加えて情報を収集すると良いでしょう。

5.おわりに

面接試験は概ね15分ほどと決まっています。その中で、地元受験生でない場合、「どうして地元でなくうちを受けてくれているのか」、「うちと地元の自治体とどちらが志望順位高いのか」などの想いを面接官は有して試験に臨んでいます。ということは、こうした質問が投げかけられることが容易に予想できます。

そして、予想できるのなら精一杯の準備をしましょう。今回お伝えした、

①受験自治体との接点経験から魅力に思っていること、さらに盛り上げたいことを伝える、
②受験自治体の特徴的な政策を徹底的に調べ、これへの共感と、さらなる改善への意欲を伝える
③受験自治体の旬な情報を有している姿勢をさりげなく示す、といったテクニック

は、この精一杯の準備にあたります。是非取り組んで、好感度UPへつなげましょう。

こうして、予想できる問いに、かなり好感の持てる発言で答えれば、地元でもないのに何と意欲的なのだろうと思われ、面接での合格確率を高めることでしょう。

究進塾では、こうした面接に使えるテクニックなどをお伝えしています。もし、発言作りに悩んでいるのであれば、一度活用をご検討ください。

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