数的推理 | ASK公務員 - 個別指導/論文・面接カード添削の公務員試験対策塾

余事象の確率

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

20本のくじの中に3本の当たりくじがある。この20本の中から同時に2本のくじを引くとき、当たりくじが1本以上ある確率はいくらか。国税専門官(2009)

1:\(\frac{33}{190}\)

2:\(\frac{39}{190}\)

3:\(\frac{49}{190}\)

4:\(\frac{26}{95}\)

5:\(\frac{27}{95}\)


確率の余事象に関する問題です。余事象とは、ある事象に対してそれが「起こらない」事象のことです。確率で使用すると、「全体から求めたいものが起こらない確率を引く」ことで求めたい確率を求めるという手法です。

問題文を見てみましょう。

当たりくじが1本以上ある確率を問われています。 同時に2本のくじを引くので、当たりが0本の場合、当たりが1本の場合、2本とも当たりの場合が考えられます。

当たりくじが1本以上ある確率を求めないといけないので、当たりが1本の場合と当たりが2本の場合を計算し、 両者を足し算せば答えが出せます。

しかし、当たりが0本1本2本の場合全てを合計すると確率は1になります。 よって、 1本以上当たりが出る確率を出すのであれば、当たりが0本の場合の確率を求めて、1からこれを引くことを考える方が非常にシンプルで早いです。

このように、 余事象を使うと考えるべき場合分けを減らすことができます。

「〇〇以上、〇〇以下、少なくとも~」などが出てきたら、 余事象が使えないかを考えてみましょう。

当たりが0本の場合を考えてみます。20本ある中から日本のくじを引いて行くのですが、3本が当たりなのではずれは17本あると分かります。

つまり当たりが0本になるには、20本ある中から2本のくじを引くうちの、17本あるはずれくじの中から日本のくじを引く確率を求めれば良いとわかります。

よって当たりが0本の時の確率を求める計算は下記の通りです。

\(\frac{_17C_2}{_20C_2}\) = \(\frac{17×16}{2×1}\)÷\(\frac{20×19}{2×1}\)

= \(\frac{17×16}{20×19}\) = \(\frac{68}{95}\)

よって当たりが1本以上ある場合の確率は、1 – \(\frac{68}{95}\)= \(\frac{27}{95}\)

よって正解は2番だとわかります。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

ASK公務員では個別指導講座を実施しています

私たちには以下のようなお問い合わせを毎日のようにいただきます。

・公務員試験の勉強の進め方がわからない
・苦手科目を対策したいけれどどうすればいいか悩んでいる
・予備校に通っているけれど一向に解けるようにならない

特定の科目だけ対策したい、予備校の授業についていけない、苦手な部分だけしっかりと対策したい、そうした不安を抱える方が非常に多く、このような悩みに対応できるよう「マンツーマン指導」による個別指導講座を行なっています。

現在は

・数的処理対策講座
・法律系科目対策講座
・経済学対策講座
・論文・作文対策講座
・面接対策講座
・オンライン論文添削、面接カード添削


もし「これからどうやって勉強を進めていけばいいの?」と迷っている場合は、講座の詳細をご覧いただけると幸いです。

指導実績豊富な講師陣があなたの合格のサポートを行います。

講座について詳しく見る

電話お問い合わせ