次の図は、ある立体について正面から見た図及び真上から見た図を示したものである。この立体を正面に向かって左の側面から見た図として、有り得るのはどれか。特別区(2019)
投影図の問題です。投影図とはある立体を正面から真上から真横からなど多方面から見た図を用いて立体を表現する図法の1つです。
今回の問題では正面と真上の図は問題文から与えられていますが、真横から見た図はどれか、答えさせる問題です。
それぞれの図の特徴をよく見て考えていきましょう。
一番わかりやすい所から行きましょう。図の中の一番高いところについてですが、真上から見た図では円の半分に線が入っていることから、円柱のようにはなっていないようです。
真ん中半分の線を境に異なる図形で構成されていると考えられます。正面から見た図を見て考えると、円柱の上部分だけがえぐれたような形になっています。円柱の下方向、一番下の根元の辺りまで削れているわけではないということがわかります。
従って選択肢を見てみると4番の選択肢では円柱の一番下のあたりまで削れてしまっていることが分かるのでこれは不適切であるとわかります。
正面から見た図に戻りましょう。図の中の赤丸部分を見てみると、三段になっていることがわかります。これは正面左部分を見てみると高さの異なる点が4つ構成されていることがわかります。
それぞれの選択肢を見てみると、図の中の矢印部分に3段になる箇所が現れます。
よって1番3番5番は不適切だとわかります。
したがって、正解は2番だとわかります。